【あなたの肩関節の動きは良い?悪い?】両手で出来る?肩関節の動きをチェックする方法
ヨガポーズでも重要な働きをする「肩関節」。ところで皆さんは自分の肩関節がどこにあるか知っていますか?またどんな動きができるのでしょうか?肩関節の仕組みを確認し、ヨガブロックを使ったワークで肩関節の動きをチェックしてみましょう。
「肩関節」とは
皆さんは「肩関節」がどこにあるかご存知ですか?一般的に「肩」というと首の横あたりを指すことが多いですが、「肩関節」はもう少し外側にあります。鎖骨を指で外側にたどっていき端までいくと肩峰(けんぽう)に触れることができます。その肩峰の下にある、肩甲骨と腕の骨を繋いでいる関節が「肩関節(肩甲上腕関節)」です。肩まわりにはその他にも関節が存在しますが、今回はヨガポーズでも重要な働きをしている肩甲上腕関節にスポットを当てていきます。
肩関節は"ゴルフボール"
肩関節は「球関節」と呼ばれる種類の関節です。腕の骨の大きなボールと、肩甲骨の小さく浅い受け皿で構成されています。ゴルフボールとボールを乗せるティーのような形を想像してみてください。
もちろん関節のまわりは靭帯や筋肉でサポートされていますが、とても動きやすい状態であることがイメージできます。それでは肩関節がどのように動くのかを確認してみましょう。
肩関節の動き
肩関節の可動域は大きく、様々な方向へ動かすことができます。主な動きとして屈曲/伸展、外旋/内旋、外転/内転、水平屈曲/水平伸展があります。
肩関節の動きに重要なこと
このように肩関節はとても自由度が高い関節です。けれど、実は肩関節単独で動かそうとすると、かなり動きが制限されてしまいます。肩関節を十分に動かす為に欠かすことができないのが肩甲骨の動きです。肩関節=肩甲上腕関節は、上腕と肩甲骨が繋がって構成されているのでしたね。よって肩関節と肩甲骨の動きは密接な関係にあるのです。また肩関節を動かす筋肉は、筋肉の膜(筋筋膜)によって手指の方まで繋がっています。つまり肩関節をなめらかに動かす為には、肩関節そのもの以外に、肩甲骨やその他の腕の関節・筋肉の動きが重要となるのです。それでは、肩関節まわりの動きを総合的にチェックしてみましょう!
肩関節まわりの動きをまとめてチェック!ヨガブロック回し
やり方
1.ヨガブロックをひとつ、片方の手のひらに乗せる(ヨガブロックの代わりに本でもOK)
2.ヨガブロックを落とさないように、脇の下をくぐらせる
3.再度1.のポジションを通過
4.反対側の肩にブロックをタッチ
5.今通ったルートを巻き戻り、1.のスタートポジションへ戻る
6.反対の手でも同様に行う
7.余裕がある方は、両手にそれぞれヨガブロックをのせてチャレンジ!
▼動画で動きをチェック▼
肩まわりの動かしやすさは、一日のなかでも変わってきます。デスクワーク後とヨガレッスン後ではどんな変化があるでしょうか?ご自身の体の状態を把握する為のバロメーターとして、ブロック回しを行ってみてくださいね。
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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