【ガチガチ肩こり】肩だけでは不十分?他にストレッチすべき体の部位は
肩のこりを感じたらどんなストレッチをしますか?そのストレッチではどこを動かしていますか?無意識のうちに力が入りやすい手、そして縮こまって硬くなりがちな胸も、実は肩こりに関係しています。範囲を広げてケアをしましょう。
肩甲骨とつながっている場所も意識しよう
肩がこったと感じた時に肩回しをすることが多いですが、この時に鎖骨と胸の中央にある胸骨をつなぐ胸鎖関節を意識してみましょう。肩甲骨は鎖骨とつながっているため、肩を動かす時には胸鎖関節も動きます。指を付近にあて、肩回しをした時に肩のすぐ近くだけでなく、胸鎖関節の動きもしっかりと感じられるようにゆっくりと大きく動かしてみましょう。肩の一か所だけではなく、つながりのある離れた部分も意識して動かすことが大切です。
胸と脇の下
肩こりは胸や脇の下の筋肉が縮こまっていることも原因の一つです。壁やボルスター(またはそれに代わるもの)を使ってストレッチしてみましょう。
壁を使ったストレッチ
両手を肩幅より少し広く、頭より高い位置で壁について、背中がまっすぐになるところまで後ろに下がります。足を腰幅より広く広げると安定しやすくなります。脇の下の筋肉(前鋸筋)の伸びを感じましょう。
手の位置を高くしたチャイルドポーズ
やり方:
1.ボルスター、丸めたブランケット、ブロックなど高さをつけられるものを前に置く。
2. 両方の手のひらを乗せて両腕を真っすぐ伸ばしてチャイルドポーズに。
3. おでこと胸を下げて床に近づけ、脇の下や胸がストレッチされるのを感じながら呼吸を続ける。
4. 手のひらを床におろして、ゆっくりと起き上がる。
牛の顔のポーズ(簡易版)
片方の腕を上げて肘を曲げ、もう片方の手を使って肘を左右に動かして胸をストレッチします。手で肘を押しすぎないように注意しましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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