【妊娠力を高めるミラクル・ヨガ】クンダリーニヨガで第２チャクラを整えよう

安全に子を授かる一助となる「クンダリーニヨガ」

子供を授かるというのは奇跡だ。

妊娠するためには、時間と準備が必要なこともある。クンダリーニヨガは、男女を問わず安全に子を授かるための一助になるかもしれない。

このヨガは、スピリチュアルエネルギー、意識と無意識の側面を統合し、神経系を強め、ホルモン系のバランスをとり、体の筋肉、内臓、関節にエネルギーを与えてくれる。すべてのチャクラが作用するものの、健康な状態で子を授かるためには、とくに第２チャクラのバランスがとれていることが重要だ。多くの男女が、アドレナリンの力で走らされているように感じており、性的関心、官能性、感受性や、安定した感情などは弱まっている。宇宙の創造性を受け入れ、協調することで生まれる自然なバランスとの関わりが断たれているのだ。

ここでは、４つのクンダリーニヨガのプラクティスを紹介しよう。第２チャクラのバランスを整え、創造性の表現と人間に自然に備わる健全な妊娠力が、受胎の可能性と協調する手助けをしてくれるはずだ。これらは、心を開き、許し、抵抗感を自分の内を流れる宇宙の自然な創造性へ落とし込む手助けとなる、男女ともに有効なエクササイズだ。

妊娠力を高めるミラクル・マントラ

腫瘍学者と生殖内分泌学者は、西洋医学に音のヒーリング様式をとり入れ、すばらしい結果を出している。聖なる音によって別の次元が加わり、脳内の化学反応やホルモンバランス、神経系に実際に変化が起きるのだ。

①毎朝起きた時にミラクル・マントラ「グルグル　ワヘグル　グル　グル　ラム　ダス　グル」を３分から11分唱えよう。どう唱えるべきかを気にかける必要はない。音と言葉があなたの中から自由に出てくればいいだろう。

②唱え終わったら、座って感謝の気持ちに集中しよう。感謝はあなたのエネルギーの波動を引き上げ、夢を引き寄せることができる。停滞感があったら、小さな感謝の念を持つことから始め、徐々に強めていくようにするといい。

長く深い呼吸

①背骨を真っすぐにして、心地よい姿勢で座る。鼻から息を吸い、呼吸が白い光となって背骨を下っていくのをイメージしながらお腹を膨らませよう。

②息を吐き、光の呼吸が体の前面を上がり、鼻から出ていく様子をイメージしよう。息を吐きながらゆっくりとお腹をへこませよう。

③白い光の動きと呼吸を合わせたこのプラクティスを３分間続けよう。

④お腹をオレンジの風船のようにイメージし、息を吸うときに膨らませ、吐くときにしぼませよう。１分、あるいはそれ以上続ける。このビジュアライゼーションと呼吸のエクササイズを毎朝かかさず11分座って行うことができたら、さまざまな次元で創造性に変革が起きるのに気づくだろう。

妊娠力を高めるビジュアライゼーション

仰向けに横になり、あなたの健康な体が赤ん坊の精を引き寄せる様子をイメージする。心からの愛を送り、赤ん坊を迎え入れる準備ができていることを伝えよう。体の空間に入ったり、まわりを流れたりしているエネルギーの広がりとつながろう。自分の体が健康であることを知り、それを信じよう。

妊娠力を高めるポーズ

①仰向けになり、膝を曲げて足裏を床にぴたりとつけ、かかとをお尻のほうへ近づける。足裏と手のひらで床を押す。同時に、呼吸をしながら、海に浮かぶボートのように腹部が柔らかく、流れるように動くのを感じる。

②腰とお尻を空のほうへ持ち上げながら息を吸い、もとの位置に下げながら息を吐く。呼吸に導かれながら、この動きを30秒から３分ほど行おう。

妊娠力を高めるダンス

①同じ姿勢のまま、腰を反らせながら骨盤を持ち上げる。息を深く吸い、吐く。骨盤、腹部、腕を使って空中でダンスを始める。腕を上げ、自由に動かしながらダンスをしよう。呼吸の流れとひとつになる。マインドの声はすべて手放し、動きの中で自分を解放しよう。

②心地よくできる間中、ずっとこの動きを続けよう。

③最後に息を深く吸い、呼吸を止めたまま骨盤をできるだけ高く引き上げる。息を吐き、椎骨をひとつずつ下ろしながら背骨を床へもどす。力を抜いて、背中を床につけて休もう。何かしようとすることをやめ、ただあるがままでいよう。

協力●カリーナ・バージニア
指導者、モデル。ニューヨークシティをベースにクンダリーニヨガを指導している。共著に『Essntial Kundalini Yoga』がある。詳しくはkarenavirginia.comまで。

カリーナ・バージニア、ダーム・カルサ著　 
『Essential Kundalini Yoga』: An Invitation to Radiant Health, Unconditional Love and the Awakening of Your Energetic Potential.』（2017年、Sounds True）より、許可を得て一部を転載