「いつかは子どもが欲しい…」将来の妊娠力を高めるために日常で気をつけるべきこととは?
私たち女性にとって、妊娠や出産は人生の大きなライフイベントです。しかし、今はまだすぐに妊活は考えていなくても、自分自身が将来正常に妊娠できるのか不安に感じたことはありませんか?妊娠のしやすさは、自分自身の日ごろの食事や生活スタイルが大きく影響する場合も。妊娠力を下げず、少しでも高めるために今から改善すべき事とは?
妊娠率のターニングポイントは35歳?
一般的に30代後半からは高齢出産の領域となり、卵子の老化も進み始めます。もちろん個人差があるため必ずしも授かりにくいというわけではありませんが、子宮も徐々に着床しにくくなったり、流産率も上がるなど年齢による影響を受けやすくなります。30代後半から妊活を考えているという人は、時間を考慮すれば自然妊娠を目指すよりも事前に検査を受けたり治療を視野に入れたりして計画していくといいでしょう。
生活習慣の中で妊娠しにくくなる要因5つ
1.ストレス
精神的なストレスや睡眠不足などによる肉体的なストレスによってホルモンバランスが乱れ、それが妊娠力に影響してしまいます。良質な睡眠や規則正しい生活を心がけたり、人間関係でも深く抱えこまないようにし、辛い時は誰かに相談してみましょう。
2.体の冷え
冷えは血行不良を招くばかりか、内臓機能か低下するなど体にとって良くありません。卵巣機能にも影響すると言われているため、お洒落のためにお腹や首を冷やすような薄着の服装をするのは控えた方が良さそうです。また、自分自身冷え症を自覚している場合はお風呂でしっかり体を温めたり、適度な運動やストレッチをするなどして血行を改善し、体を冷やさないように心がけましょう。
3.飲酒や食生活の乱れ
ケーキやお菓子などに含まれるトランス脂肪酸は悪玉コレステロールの原因となり、妊娠のためにも、体の健康のためにも良くありません。また、お酒も飲みすぎると子どもの障害のリスクが高まると言われています。食事は抗酸化物質やビタミン、ミネラル、たんぱく質、また葉酸や鉄などを積極的にとるようにしましょう。
4.激しすぎる運動
強度の高すぎる運動は活性酸素を発生させてしまい、それが原因で卵子の老化につながる可能性も。男性並みに体を追い込むほどの運動はあまりおすすめできません。無理のない運動を心がけ血行を良くし、体がリラックスできるように導きましょう。ゆったりとしたヨガクラスがおすすめです。
5.過度なダイエット
極端な食事制限のダイエットによって栄養失調となり妊娠しにくくなる場合も。体は飢餓状態と認識して生命を維持することに集中するため、卵巣機能を保つのに十分な栄養が届かなくなってしまいます。また、免疫機能も低下したり肌荒れを起こしたりもしやすいため、痩せ過ぎには注意が必要です。
まとめ
妊活を始めた時になかなか授からないというリスクを少しでも減らすために、普段の生活を見直してみましょう。いつかのために今出来ること、さっそく今日から行ってみてはいかがでしょうか?
医師監修/一倉絵莉子先生
日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員。日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。現在は、産婦人科医として六本木ヒルズクリニックに勤務。
ライター/君嶋瑠里
ヨガインストラクター(RYT200)/F-Rピラティスインストラクター(BI)/背骨コンディショニング®インストラクター。ヨガスタジオ、フィットネスクラブ、公共施設にて姿勢改善や痛みのない体をつくるためのヨガ、瞑想のためのヨガをテーマにレッスンを開催する傍ら、ボディメイクを勉強中。Instagram:@ruripirarucu
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