「生理痛がひどい」「出血量が多い」生活環境にも要因が?月経ストレスを緩和する寝たままヨガ

 「生理痛がひどい」「出血量が多い」生活環境にも要因が?月経ストレスを緩和する寝たままヨガ
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君嶋瑠里
君嶋瑠里
2021-03-01
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生理痛がひどくなってしまう理由

赤ちゃんを迎えるベッドとして子宮内側の子宮内膜が厚く形成されますが、妊娠が成立しなければその内膜ははがれて体外に排出されます。それが月経のメカニズムですが、たとえば日中でも夜用のナプキンが欠かせないほど経血量か多かったり、5日以上長く続いていたり、激しい痛みに襲われたりするのは、子宮を取り囲む骨盤まわりの巡りが悪いからでもあります。体が冷えると、子宮を冷やさないように子宮内膜をより厚くしてしまうため、その結果生理の時の経血量も増えてしまいます。少しでも運動で血流促進を図り、骨盤まわりの循環を高めることで量も安定し痛み緩和に近づけるでしょう。

生理中の巡りを改善!寝たままでできる骨盤を調整するヨガポーズ

骨盤周辺を無理なくストレッチすることで血流が改善され巡りが良くなっていきます。生理中に行うヨガとしてもおすすめです!

仰向けの合せきのポーズ

仰向けのがっせき
仰向けの姿勢から立て膝になる。両膝を開いて、足裏を合わせて股関節を開く。膝が開きにくい場合は下に座布団やクッションを入れ、リラックスできる姿勢で呼吸する。 photo by yogajournal US

 やり方
仰向けの姿勢から立て膝になる。両膝を開いて、足裏を合わせて股関節を開く。膝が開きにくい場合は下に座布団やクッションを入れ、リラックスできる姿勢で呼吸する。

ハッピーベイビーのポーズ

ハッピーベイビー
仰向けの姿勢から両膝を抱きかかえ、お腹のほうへ引き寄せる。外側から両足裏を両手でつかみ、足裏を天井に向け、両膝は脇のほうへ引き寄せる。背骨は伸ばした状態のまま、呼吸する。 photo by yogajournal US

 やり方
仰向けの姿勢から両膝を抱きかかえ、お腹のほうへ引き寄せる。外側から両足裏を両手でつかみ、足裏を天井に向け、両膝は脇のほうへ引き寄せる。背骨は伸ばした状態のまま、呼吸する。

まとめ

月経中の痛みや量の多さには、骨盤周辺の巡りを良くすることで改善を図れるでしょう。月経ストレスを少しでも緩和するために、今回のような骨盤に特化したヨガだけでなく、月経ではない時期でも日ごろから姿勢を歪ませないこと、筋力を養い血液の循環を良くしてくこともとても大切です。さっそく今日からはじめてみてはいかがでしょうか?

監修/一倉絵莉子先生
産婦人科医。六本木ヒルズクリニック勤務。日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員。日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。

ライター/君嶋瑠里
ヨガインストラクター(RYT200)/F-Rピラティスインストラクター(BI)/背骨コンディショニング®インストラクター。ヨガスタジオ、フィットネスクラブ、公共施設にて姿勢改善や痛みのない体をつくるためのヨガ、瞑想のためのヨガをテーマにレッスンを開催。Instagram:@ruripirarucu

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