「お餅は太る」は思いこみ?管理栄養士が教える、太りにくいお餅の食べ方

 「お餅は太る」は思いこみ?管理栄養士が教える、太りにくいお餅の食べ方
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松田 真紀
松田 真紀
2021-01-18
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【おやつ】腸活にも!「塩あずきもち」

あずき餅
【おやつ】腸活にも!「塩あずきもち」

市販の水煮あずきにを使ってカンタン。梅こぶ茶をプラスして、ほのかな塩味とうまみプラスした食べ方です。昆布のグルタミン酸の旨味と塩分で、あずき本来の甘さを楽しめます。梅のクエン酸は代謝促進と疲労回復にも◎

最近、健康効果が話題のあずき。「あんこ」ではなく、砂糖を加えない「塩あずき」として食べるのがポイントです。あずきポリフェノールの抗酸化作用、タンパク質と食物繊維、サポニンの働きで、おもちの血糖値の急上昇を抑え、太りにくくしてくれます。さらには、近年注目されている「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」。食べても消化吸収されず、便の量を増やして腸のぜんどう運動を活発に。腸内細菌のエサになったり、便に水分を与えて出しやすくして、腸活バツグン。便秘解消にぴったりなのです。

レジスタントスターチは加熱をすると減ってしまいますが、あずきは加熱した後でも食品の中でトップクラスに多く含まれています。

自分で蒸したり茹でることができればベストですが、市販の砂糖の入っていない水煮でもO K。あずきポリフェノールの量が減ったとしても、手軽でカンタン。ヘルシーにお餅を食べるにはじゅうぶんです。

【時間帯】太りにくい「14時〜16時を狙って!」

ちなみに、おやつとして食べるなら14時〜16時がオススメ。食べたものを脂肪に変える「BMAL1(ビーマルワン)」の分泌が最も少ない、つまり太りにくい「おやつのチャンスタイム」なのです。腹持ちが良いお餅は、早めの時間に食べる方がおトク。効果を生かして賢く食べましょう。

 

ライター/松田真紀

1972年兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニOK!ラクして楽しむダイエットを提案。年間1000人以上のダイエットカウンセリング、企業や施設団体の講演など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。

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