今いる場所に違和感や苦痛を感じているなら…自分らしく快適に生きるヒント【疲労回復とヨガ#19】

 今いる場所に違和感や苦痛を感じているなら…自分らしく快適に生きるヒント【疲労回復とヨガ#19】
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井上敦子
井上敦子
2020-12-19
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自分の内側の声を聞きいて

ヨガの考え方では、役割は私たちを成長させるためにあるものだと教えます。その役割を与えられ、時に役割を演じることで、自分の能力をいかし成長させることが出来るのです。そのためには、いつも自分に軸を置くことが大切です。誰かにその役割を与えられてその役割を期待通りに演じる・・・という姿勢ではなく、役割の中で能動的に学び成長するという意思を持つのです。

自分らしく生きられないという苦しさの原因は、誰かに期待されたり求められている姿をそのまま生きようとしてしまい、自分の意志や内側にある違和感を無視してしまうから。苦しさも違和感も言い換えれば、内側から湧いてくるサイン。自分をいかしきれていないよ、という自分からの有難いメッセージなのです。

自分が今置かれている環境や与えられている役割は、自分をいかし自分の道を歩むためのものです。時には他人の期待に沿うことができなくても、自分の違和感を無視せずに生きられる方法を探っていきましょう。役割を手放すことをせずとも、その役割の中で『自分がどうしたいか?』『どう生きたいか?』を深めながら実現いていくことも出来るはずです。

内側の声を聞いたり自分の本当の欲求を知るために、瞑想やヨガニードラなどで内観を深める練習をすることもオススメです。自分の進むべき道は、自分の内側と向き合うことで見えてくることも多いものです。

外側から受ける期待や役割と、自分の意志や内側の声とのバランスを上手に保ちながら生きていく。そんな生き方は疲労感を感じることが少ないですし、自分の持っている個性を輝かせていくことが出来ます。『自分らしく生きる答えは内側にある』というヨガの考え方は、あなたがあなたらしく生きていく手助けをしてくれるでしょう。

ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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