今いる場所に違和感や苦痛を感じているなら…自分らしく快適に生きるヒント【疲労回復とヨガ#19】
人と比べない自分らしさ
ヨガの考え方では、その自分の持っている質(個性)を知ることを大切にします。その答えは誰かとの比較で見つけられるものではなく、自分を観察し理解を深めていくことでのみ見つけられるものです。他人と比較をせず、自分を知り深めていく過程が、自分らしさを知るカギになるのです。そして、その個性には優劣はありません。
ヨガのクラスでは必ずといっていいほど、『人と比べないように』と先生は生徒に伝えます。身体にも個性があり、身体が柔らかい人もいれば硬い人もいます。関節の可動域にも筋肉の付き方にも個性があります。ヨガポーズには確かにお手本が存在しますが、そのお手本を参考にしながら、自分の身体を出来る限り心地よい状態に整えていきます。先生の真似をするのではなく、それを参考にしながら自分の身体の特徴に合わせてポーズをとるのです。
人と比較をせずに自分の特徴や個性を知る。そうすることにより自分の持つ個性を磨くことができ、自分の中にある素晴らしさに気が付くことが出来ます。オンリーワンの自分を磨いていく作業です。その姿勢はヨガクラスの中でだけでなく、日常生活でも役立つ考え方です。
役割=人の期待にこたえることではない
私たちはそれぞれ『役割』を持っています。社会の中での役割、お母さんや子供であるといった家庭での役割、友達のグループの中で求められている役割もあるかも知れません。その役割を果たしていくことは、とても大切なことです。でもその役割を他人から求められるまま役割を演じるように生きてしまうと、一番大切な自分が置き去りになってしまうことがあります。
幼少期に親の期待にこたえようとした経験はありませんか?恋人や大切な人との関係性を保つために、期待された通りに振る舞おうとしたことはありませんか?そうして役割を人の期待通りに演じる癖がついてしまっているとき、私たちは奥深いところで疲弊している場合が多いのです。
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