マウンティングしてくる友達にモヤつく…人づきあいをラクにする考え方とは?
女性が女性に対して優位性を誇示する行為の意味で使われる「マウンティング」。先行き不透明な現代では、多くの人が何かしらの不安を抱えています。そんな中で、他人と自分を比べることによって一種の安心感などを得ようとする人も少なからずいるのです。とは言えマウンティングされることは決して嬉しいことではないですよね。今回は、もし自分がマウンティングされてしまったら、どのように友達として付き合っていけばよいかについて筆者の経験談をもとにお話したいと思います。
「マウンティング」って何?
もとは、サルなどの霊長類が敵の上にまたがり優位性を示す行動を指す言葉だった「マウンティング」。それが、いつしかテレビドラマの影響で女性が女性に対して優位性を誇示する行為の意味で使われることが増えていったといわれます。
"他人と自分を比べる"という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。無意識に行っていることもあれば意識的することもあるのかもしれません。
現代社会は不安や迷いのある人が多い
マウンティングという行為は、どうして生まれるのでしょうか。一概には言えませんが不安定な世の中で多くの人が不安や迷いを他人を比べることで払拭しようとしているかもしれません。これだけ選択肢がたくさんある世の中です。みんな迷います。そして先行き不透明な未来に対して、常に不安も抱えています。
肯定するわけではありませんが、他人と比べることで迷いや不安を払拭しようとする「選択」をする人もいます。
とはいえ、マウンティングされることは決して気持ちの良いことではありませんよね。
筆者も他人から思いもよらない言葉を浴びせられた経験があります。時間は要しましたが、その経験もまたベストな今に繋がっていると思っています。
自分が変わると他人も変わる!自分の内側との向き合い方
人は何か問題が起こると、原因は全て自分の外側にあると考えがちになります。環境のせいにしたり、仕事のせいにしたり、他人のせいにしたり。人から不快なことをされたり、言われたりした時も「あの人はなんて性格が悪いんだ」と相手を責めようとします。
しかし責めたところで何も解決しません。私たちは自分以外をコントロールすることはできないのだから。
筆者は自分の内側と向き合い自分の考え方を変えるように努めたことで、落ち込みや相手を非難するといったマイナスループから抜け出すことができました。
では次に、筆者が実践したヨガをベースとした自分の内側と向き合う方法についてご紹介したいと思います。
呼吸を整える
ストレスがあるとき、不安や悩みがあるとき、人は無意識に呼吸が浅く速くなりがちに。
もしイラッとした時、悲しいと思ったら、まず3回だけでも深呼吸をするように心がけて下さい。鼻から大きく新鮮な空気を取り入れて、余分なストレスや感情を吐き出すように口からため息をついてみて下さい。
少し気持ちが落ち着きますよ。
実際に、深呼吸とストレス緩和の関係性は多くの研究でも明らかになっています。
ヨガポーズ (アーサナ)で体の調子を整える
呼吸の調子を整えたら、次は体全体の調子を整えます。「心と体は繋がっているな」と筆者はよく感じます。
心が元気がないと体のどこかに不調が現れ、体が元気がないと気持ちがネガティブになってしまうという経験があるという方もいるのではないでしょうか。
日の出時間に「太陽礼拝」をスタートすることはおすすめ。太陽礼拝Aであれば、3セットを5分程度で行うことができ忙しい人でも無理なく行なえます。眠っていた体を呼び起こしてくれ、全身の巡りがよくなりエネルギーに満ち溢れますよ!
毎日20分座る時間を作る(瞑想)
「瞑想」と聞くと無にならないといけないと思いがちですが、絶対にそうしないといけないというわけではありません。大切なのは毎日続けること。ただ20分間座る時間を作る。それだけです。もし20分がハードルが高いと感じたら、5分、10分と徐々に時間を伸ばすようにしてみてください。
また、瞑想で何かを得よう、良い瞑想をしたいなどの欲も持たないことが瞑想を続けるポイントだと筆者は考えています。瞑想に限った話ではありませんが、何かを求めすぎてしまうと中々成果が現れないことに苛立ちを感じてしまったり、無意味に思えてしまうかもしれません。
ザワザワしている日もある。
集中力が高い日もある。
相手を許せない日もある。
傷ついて悲しみにくれる日もある。
どんな日でも「あなた」であることは変わりません。どんな自分でも受け止めるように努めてください。筆者は自分を認めたあげるようになったら、相手のことも受け入れられるようになりました。
私がマウンティングしていた!?もし自分が比べていると気づいてしまったら…
他人を羨んだり、比べたりすることは誰にでもあります。とはいえ、他人の人生や生き方が必ずしも自分にとっての幸せとは限りません。ヨガの最終目的では、本質的な幸せに気づくこと。幸せとは個々の中にあるもので、他人と比べて得るものでも、他人と同じように生きることでもありません。
競争社会の中で得た幸せよりも、自分の内側の幸せを見つけてみましょう!
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。 House of Emma: https://house-of-emma.com/
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