「ダウンドッグで手が滑る…」汗をかく季節も安定してポーズをとるための3つの対処法

 「ダウンドッグで手が滑る…」汗をかく季節も安定してポーズをとるための3つの対処法
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夏は体を動かしやすい季節。アクティブなヨガで汗をかいてリフレッシュするのもよいですね。けれど汗をかくと困ることが…。それはダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)で手がずるずると前に滑ってしまうことです。今回は、汗をかいてもダウンドッグで安定してポーズがとれる対処法を3つお伝えしていきます。

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手の使い方

まずは、基本的な手の使い方から見直してみましょう。

ダウンドッグ ヨガマット
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1.手の指の間を大きく均等に広げ、手のひらを床につく

2.指の腹、指の付け根のふくらみの部分でまんべんなくマットを捉える

3.2で意識した部分で軽くマットを寄せ集めるようにしつつ、マットを真下に押す

重心が、手の外側や手首に近いところに偏っていないでしょうか?マットを押す力の方向性はどうでしょうか?手の使い方を見直すだけで自然と軽くグリップが効いてきます。

タオルを使う

手汗でどうしても滑る!という場合は、フェイスタオルを使ってみましょう。

タオル
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1.マットに対してタオルを横長にセットする

2.ダウンドッグで両手がタオルの上にのるように調整する

3.両手をタオルの上にのせて、ダウンドッグでホールド

タオルが汗を吸ってくれるので、手が滑るのを防いでくれます。特に太陽礼拝では何度もダウンドッグが登場しますので、太陽礼拝が始まる前にタオルをセットしておくのもよいですね。

手汗だけではなく体からポタポタ落ちる汗が気になる場合は、マットとほぼ同じサイズのヨガラグが便利です。ヨガスタジオやジムのレンタルマットに重ねて使用すると、汗を気にせずヨガに集中できますし、衛生面でもより安心です。

ヨガマットを握る

タオルがない時は、マットの端を握るとポーズがグッと安定します。

1. ダウンドッグに入ったら、両手のスタンスをマット幅まで広げる

2. 手でマットの端を左右から握る(人差し指から小指までの爪が床の方を向いている状態)

3. マットを握ったまま足にもしっかり重心をのせ、ダウンドッグでホールド

手をマット幅まで広げることになるので、普段肩周りに詰まった感じがある方にもお勧めです。わずかにマットを外側に捻るような意識を持つと、ダウンドッグで必要な二の腕の外回し(肩関節外旋)の動きを体感しやすくなります。注意点としては、手にばかり体重がかかってしますと指や手のひらが痛くなってしまうので、お腹の内側を働かせて足にもしっかり体重をのせて行いましょう。

身体が安定すると、より自分の内側に集中してポーズを味わうことができます。暑さを増していくこれからの季節もヨガを快適に楽しめるよう、ぜひ3つの対処法を試してみてください。


ライター/のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。Instagram:@kaacyan123

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