思考のクセが疲労の原因に?自分で自分を疲労させてしまう方へのアドバイス【疲労回復とヨガ#8】

 思考のクセが疲労の原因に?自分で自分を疲労させてしまう方へのアドバイス【疲労回復とヨガ#8】
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井上敦子
井上敦子
2020-07-18

身体にクセがあるように、思考にもクセがあります。あなたの持つ思考のクセが、知らず知らずのうちに日常の中で窮屈さを生み出したり、自分を疲労させる原因になっていませんか? ヨガの教えには、思考のクセを正すためのヒントが隠されています。今回の【疲労回復とヨガ】では、思考のクセにより自分を疲労させてしまう人に役立つヨガの智恵をお伝えしていきます。

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生活を支配している「クセ」

私たちの生活はクセ=パターンに支配されています。朝起きてから家を出るまでの習慣や、お風呂で身体を洗う時の順番、スマートフォンを扱う時によく使う指の動き…無意識に行っている行動には習慣化されたクセ=パターンが無数にあるものです。いつの間にか身に付いたクセを生活のなかで無意識に繰り返し、一日中で多くの時間を過ごしていることになります。

なぜ行動がパターン化されるのかというと、脳のリソースを節約するためなのだそう。日常的に繰り返される行動に毎回考えることを必要とされたら、考えるべきことを考える余裕がなくなってしまう。そのために、繰り返し行うものに関しては無意識下でパターンとして処理をし、脳を効率的に使っているということなのです。

思考のクセが自分を疲れさせていませんか?

無意識に繰り返している行動パターンがある一方、思考や心の動きにも同じようにクセ=パターンがあります。私たちは日々、起きる出来事や出会う人々に反応しならが生きています。起きる出来事に反応することなくスルーすることもあれば、些細な出来事でも反応が強く出ることもありますよね?その反応に思考のクセ・思考パターンが存在しているのです。それは、育てられてきた過程で培われてきたプログラムであったり、経験によって染みついたクセであったり…。無意識のレベルで繰り返されているその思考のクセは、心の動きや行動に大きな影響を及ぼしています。また、その人の人格そのものに影響を与えていることも少なくありません。

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