LIFESTYLE
「自分らしく食べる」とはどういうこと?"ヨガ的な食事"とは何か
私たちの体と心は食事でできています。食事のとり方を考え、食事と正面から向き合うことで、健康の土台である体作りへ繋げることができます。
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ヨガと食事の関係「パンチャコーシャ」
ヨガの人間観に「パンチャコーシャ」と呼ばれるものがあります。日本語では「人間五蔵説」と言われ、人間は5層で成り立っていると言う考え方。この考え方は食が私たちにいかに密接した働きがあるかということを教えてくれます。
パンチャコーシャ
- アンナマヤコーシャ(食物鞘):肉体
- プラーナマヤコーシャ(生気鞘):プラーナ(エネルギーや気)・呼吸
- マノマヤコーシャ(生命鞘):心
- ヴィグニャーナマヤコーシャ(理知鞘):本質的な知恵
- アーナンダマヤコーシャ(歓喜鞘):歓喜
ヨガの目的とは、この5つの流れを良くし、それらの内側にあるとされる自分の本来(アトマン/真我)に繋がっていくこととされています。
パンチャコーシャの1つ目の鞘がアンナマヤコーシャ、日本語では「食物鞘」というように、食べ物はプラーナを巡らせるための入り口。だから、自分を作り上げる根底は「食」だということがヨガ的考え方であるということが分かります。
食事とのヨガ的な向き合い方
「いただきます」「ごちそうさま」で感謝を表す
動物性の食材・植物性の食材に限らず、食事をすると言うことは「命を頂く」ことに繋がります。他の命を頂いている私たちの感謝を伝えるための日本語「いただきます」「ごちそうさま」という言葉。食事の前と後にしっかり声に出して言うことで、食べる本質を理解することができるかもしれません。
無駄な食べ方をしない
他の命を自分の命に繋げているという考え方があるヨガでは、無駄な食べ方はしません。インドのアシュラムではできるだけ最小限の食事をします。食べる意味をしっかり理解することで、自分に必要な分だけを準備をし、食べ過ぎることや食品ロスを防ぐことができますよね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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