「目線を上げると首が辛い...」理学療法士に聞いた注意すべきポイントとは
ヨガのポーズ中に目線を上げるのがツライ方は、首の使い方が間違っているかもしれません。正しい首の使い方をすることで、劇的にポーズが心地よくなります!
「目線を上げるポーズで首が辛い...」
ヨガのポーズでは、体の動きとともに目線の動きも決まっていることが多いですが、その中でも上を見るポーズにおいて首の後ろが痛いという声が多く聞かれます。それは、体の固さや筋肉のコリが原因ではなく、体が落ちた状態から上を向うとしているため、どうしても首の骨がしなりすぎて、首の後ろが詰まっている状態かもしれません。
首の位置を正しく保たないと危険も・・?!
体が丸まったり、縮こまった状態で首のみ後ろにガクンと落とすようにして目線を上に上げると、首に負担がかかるだけでなく気管や首の前の動脈が狭窄する可能性もあります。目線を上げる時に首の後ろが詰まる感じがする、息が詰まる感じがしてツライ、という方は、首の使い方を見直してみましょう!
正しい目線の上げ方
1.頭頂で上の空気を押し上げるイメージで、自分史上最大に背骨を伸ばす。
2.両方の耳の穴がつながる横軸を中心に(両手の人差し指を耳の後ろに当てて、軸を意識)、斜め上を見る。
3.とにかく頭頂を伸ばし続ける。 首の前の伸びを感じる。 (頭の付け根=首の始まりは、鼻と耳のラインが交わる辺り。最早、顔の中。)
この方法だと、首が長い状態でどこにも負担をかけず、気持ちよく上を見ることができます! デスクワークや家事の合間にも試してみましょう!
教えてくれたのは...藤田日菜子さん
『予防』を伝えるフリーランス理学療法士。「体の使い方の専門家」として、心身共にありのままの自分に立ち戻るお手伝いをしている。インスタグラム:@fhinako
ライター/伊藤香奈
ヨガビジネスアドバイザー、ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイでヨガインストラクターの資格を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年にヨガインストラクターのビジネスサポートを行う「ヨガビジネスアドバイザー」として独立。ビジネス講座やマンツーマンのコンサルティングを通して、ヨガインストラクターの活躍を裏から支えている。Instagram:@itokana45
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