落ち込みや不安につながりやすい「考え方の癖」とは

 落ち込みや不安につながりやすい「考え方の癖」とは
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石上友梨
石上友梨
2020-05-03

私たちは常日頃さまざまなことを考えています。そんな考えの中でも、よく浮かぶ考え、ついつい考えてしまうものがあると思います。そんな、「考え方の癖」の中には、落ち込みや不安などネガティブな気分につながりやすいものがあります。今回は、落ち込みや不安につながりやすいと言われている「考え方の癖」について紹介していきます。自分は、どのような「考え方の癖」があるか気づき、考えの幅を広げることで、辛い気持ちとお別れをしていきましょう。

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考え方の癖とは?

考えの中でも、私たちがついつい考えてしまう癖やパターンのことです。何かについてあれこれ考えるよりも、その場その場でパッと浮かぶ考えのことです。ほぼ無意識的に考えてしまう分、自分の持っている癖が出やすく、その考え自体に振り回されて、落ち込んでしまったり、不安になったり、ネガティブな気分につながることが多いです。

それでは、どのような考えの癖があるのか紹介していきます。

白黒思考

完璧主義の方に多い「考え方の癖」です。ものごとを白か黒か(0か100か)でしか考えられず、グレーな状態にしておくことが出来ません。曖昧な状態が許せず、極端に判断してしまったり、少しでもグレーな部分があると認められなかったりします。

例えば、「コロナ対策をするなら完璧にやらないと意味がない」と考え、うっかり手を洗わずにご飯を食べてしまったら「もう手遅れだ」と落ち込みや不安を感じてしまいます。

マイナスフィルター

マイナスフィルターは、マイナスの色メガネをかけて世の中を眺めてしまうものです。人生には良いこともあれば、悪いこともあります。しかし、マイナスフィルターでは、世の中の悪い面にしか目が行かず、良い面に気づくことが出来ません。良い面を意識することが出来ないため、「自分の人生は、嫌なことばかり。良い思い出なんて何一つない」と考えてしまいます。例えば、友人が自分に対して素っ気ない態度を取ったこと、傷つくような態度を取ったことばかりに注意が向き、友人が親切にしてくれた、思いやってくれたことに気づきません。頭の中はネガティブなことでいっぱいになってしまい、落ち込みやすく、対人関係に不安を感じやすくなります。

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