歯ブラシから始めるゼロウェスト:日本人がバンブー歯ブラシを使ったら
バンブー歯ブラシのデメリット
カビが生えやすい
赤道直下で1年を通して高温多湿な国でバンブー歯ブラシを使用するのに、避けられないのがカビ。風通しの良い場所に保管しても、1ヶ月を使用するとカビが発生してきます。
どんなに清潔な人でも、お口の中には沢山の細菌が存在しているのは周知の事実。使用後の歯ブラシには、基本的にお口の中の細菌が付着しているし、使用後の歯ブラシもきちんと洗浄しなければ、そこに細菌やカビが繁殖します。
プラスチック歯ブラシでもそれは同じことが言え、更にバンブー製はカビが繁殖しやすいようです。とはいえ歯ブラシの交換目安時期は1ヶ月です。
値段はプラスチックの倍
先述した通り、エコな商品はそれ相当の値段がします。プラスチック歯ブラシの2倍〜3倍の値段をする歯ブラシを1ヶ月に1本使う。400円のバンブー歯ブラシを1年間で12本消費すると考えれば一人年間4,800円です。
日本人の口に合わない
口の大きさ、歯の形は人それぞれ違うので一概には言えませんが、海外製の歯ブラシは基本、ブラッシングする部分が大きく日本人(私)の小さな歯と歯茎に当たらず磨き残しが見られるのが、バンブー歯ブラシを使用していての一番の残念なポイント。
バンブー歯ブラシ同様にエコなデンタルフロス・シルクフロスと一緒に併用して何とか歯の健康を死守しようとしていますが、3歳の娘はさすがにデンタルフロスを好みません。子ども用のバンブー歯ブラシも大人同様にブラッシング部分が大きく、小さな小さな娘の口と歯には大きすぎます。
日本のメーカーが、バンブー歯ブラシを開発してくれることを切に願っています。
少しの心がけが大きな一歩に
プラスチックフリーを実践するために、私たちにできることの一歩となるのが「気づくこと」だと私は思っています。身の回りを見てみるといかにプラスチックに囲まれているかということに気づけます。
気づいたものから少しずつ、その消費を抑えていくことができれば徐々に身の回りのプラスチックごみは少なくなっていき、プラスチックフリーを実現できるようになります。
歯ブラシにしろ、ペットボトルにしろ、ラップにしろ、たくさんのエコな商品を手に入れることができます。まずは自分ができることから始めてみましょう!
ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインスタクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。
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