長友佑都が実践する「瞬間リラックス法」とは|アスリート式不調解決法
長友佑都選手をはじめ、トップアスリートから一般の方まですべての人に「本物」のトレーニングを届けるフィジカルトレーナー、竹口正範先生による不調解決メソッド。この企画では、ストレッチ×トレーニングを2ステップで実践し、体の弱点を効率的に強化します。眠っていた体の持つ潜在能力に気付き、不調知らずの強い体を手に入れましょう!今回は緊張と緩和を繰り返し、脱力の感覚を掴むためのワークです。
力の抜き方を覚えて仕事のパフォーマンスを向上
アスリートは試合で体に余計な力が入っていると、十分にパフォーマンスを発揮できないだけでなく、疲れやすくなりサッカーであれば90分間を闘い抜くことが難しくなります。練習や試合の後に心身をリカバリーするためにも、全身の力を抜いてリラックスする時間が大切。現在トルコ1部リーグでプレーするサッカー日本代表の長友佑都選手は、試合のたびに長距離移動なので疲れが溜まりやすく十分なリラックスを心掛けています。
一般の人もデスクワークで肩や腰が緊張し、外回りでは脚に疲労が溜まりがち。しかし脱力することに不慣れな現代人は、自分が力んでいる自覚がない人が多いのでは。思い当たる人は、意識的に体に力を入れて一気に脱力し、力んだ状態がわかると緊張が続いたとき力を抜きやすくなります。一般の方も仕事のパフォーマンス向上のためにリラックスを忘れずに。
今回ご紹介する「漸進的筋弛緩法」と「屍のポーズ」は、力を抜くための練習法。「漸進的筋弛緩法」で意識的に緊張と緩和を繰り返し脱力する感覚をつかみ、「屍のポーズ」で完全なリラックス状態を体験してください。(竹口正範先生)
STEP1:漸進的筋弛緩法
目的と効果
意図的に全身を緊張させ、その後一気に脱力して余計な力を取り除き質の高いリラックスを体感。
やり方
1.マットの上に仰向けになる。
2.両手を強く握りしめ、5秒ほど全身に力を入れる。
3.一気に脱力し、20秒ほどマットに全身を預ける。緊張と弛緩を1セットで10回繰り返す。
効果UPのポイント
緊張時は6~7割ぐらいの力を入れる。脱力時にリラックスした状態を自覚し、意図的にスイッチの切り替えをできるようにする。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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