首・肩コリは胸椎アプローチで改善|長友佑都トレーナーに聞くアスリート式不調解決法
長友佑都選手をはじめ、トップアスリートから一般の方まですべての人に「本物」のトレーニングを届けるフィジカルトレーナー、竹口正範先生による不調解決メソッド。この企画では、ストレッチ×トレーニングを2ステップで実践し、体の弱点を効率的に強化します。眠っていた体の持つ潜在能力に気付き、不調知らずの強い体を手に入れましょう!今回は、胸椎の可動域を広げて、首と肩への負担を和らげるメソッドです。
「背骨のねじり」を深め、首・肩への負担を軽減
スポーツには体をねじる動作も多く、テニスやゴルフはその典型的な例です。ねじりに必要なのは胸椎(背骨の胸の部分)と股関節の適切な可動域で、姿勢不良などでこの部分がスムーズに動かないと、腰や首を回転させて無理に体をねじろうとします。すると首に負担がかかり、肩の筋肉も緊張して痛みを招くことに。普段の生活では、後ろを振り向くときなどに体をねじりますが、猫背などで胸椎の動きが制限されるとスムーズにできません。肩こりにつながる胸椎の可動域制限をセルフトレーニングで改善しましょう。
今回ご紹介するのは、体をねじる動きに必要な胸椎(背骨の胸の部分)の可動域を広げるワーク。「針の糸通しのポーズ」はリラックスした状態でねじりに集中を。「ソラシックローテーション」は難易度を上げ、姿勢を自分自身でコントロールしながら体をねじっていきます。(竹口正範先生)
STEP1:針の糸通しのポーズ
目的と効果
頭、肩、両膝で体を支え、安定した状態で体をねじり胸椎の可動域を広げる。
やり方
1.四つん這いになり肩の下に手、股関節の下に膝をセットする。頭頂からお尻を一直線にキープ。
2.左手を手のひら1枚分前に出し、空いたスペースに右腕を通し右肩と頭をマットにつける。
3.左腕を肩の上に伸ばし5呼吸キープ。反対側も同様に行う。
効果UPのポイント:深く息を吸うことで胸郭が広がりねじりが深まる。
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