あーもう! ヨガ中に感じる「4つの邪魔」を取り除いて集中力を高める方法
2.ファスナーや結び目、リボン
装飾がついた服装もまた、痛みや違和感から集中力を途切れさせる原因になります。
例えば、ファスナー(チャック)。ボトムスについているファスナーも、それ以外の場所についているオシャレなファスナーも、ファスナーそのものやスライダーの突起部分に体重がかかるアーサナを取ったときに痛みを感じたり怪我をしたりする危険性があります。
結び目がアクセントになったトップスやリボンがついたウェアも多くありますが、その部分に体重がかかったときは同様に違和感を感じるでしょう。位置をずらそうとしても、アーサナの最中はそこに手が届かないことがほとんどです。
羽織ものでササッと脱げるのならばまだよいのですが、そうでない場合は違和感を感じながら体を動かし続けることにもなりかねないので、なるべくシンプルで装飾のない服装をチョイスすることをオススメします。
3.ペロッとめくれるTシャツ
「シンプルな服装で」、とお伝えしましたが、もう一点心にとめておきたいポイントがあります。
それは、ダウンドッグや肩立ちのポーズ、そのほかの逆転のポーズを取ったときにペロッとめくれてしまうTシャツです。普段からブラトップ1枚でお腹を出すことに抵抗がない人ならよいのですが、「あ、お腹が見えてしまう」と隠したくなる気持ちがある人は一度アーサナを中断して裾をボトムスにインしてから再開、という動きをよくしています。めくれたTシャツが顔にかかることでも不快感を感じるでしょう。また、お腹が見える問題とは別に、ダボつきが動きの妨げになることもあります。
衣類を直しながらというのは、ささいなことですが実は面倒。
サイズが大きくダボつきがあるTシャツは、ヨガ以外の運動時に着用してはいかがでしょうか。
4.揺れるアクセサリー
「好きなヨガファッションで楽しむ」、というのもモチベーションを高めることにつながりますが、アクセサリーは外したほうが安全でしょう。小ぶりなピアス程度であればよいかもしれませんが、大きく長さがあったりフープになっていたりするものは揺れて顔にかかってきたり、手の動きや髪に絡まったりするし、側頭部をヨガマットにつけるときにはピアスが当たってマットかピアスが破損する、もしくは自分が怪我をすることも考えられるのです。筆者は、「針の糸通しのポーズ」のときにピアスがヨガマットに刺さり、取れなくなって焦った経験があります。
ネックレスも安全とは言えません。チェーンがあごに引っかかったり、ブラブラと揺れる様が視界に入って気になったりもするでしょう。
レッスンやプラクティスが始まってからではなく、アクセサリー類はあらかじめ外しておくことで「今からヨガを始める」というスイッチの切り替えの儀式にしてみては。
どれもほんのささいなことです。
しかし一度それが気になり始めると、意識が散漫になってしまうこともあるでしょう。ヨガをする時間というのは、自分だけの特別な大切な時間です。そこに必要でないものを持ち込まないというのは、ヨガの価値を高めることにもつながるでしょう。
ライター/高木 沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。
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