自然に瞑想を行えるようになる11の原則と4つの瞑想法
基礎練習から自分独自の練習へ
基礎練習が身についたら、瞑想する者なら必ず知っておきたい伝統的な練習について見ていこう。いずれの練習も、誰もがバランスを欠きやすい要素に対処している。
数週間から数カ月かけて基礎練習を行い、それが自分に向いていると確認できたら、1カ月間、週に数回はこれらの伝統的な瞑想のうちのひとつを取り入れて、慣れるまで練習する。
自分の内面に広がる世界をうまく回れるようになると、停滞から抜け出したいときや、心を開きたいとき、完全な意識とつながりたいときに、これらの練習が役立つことに気づくだろう。では練習を紹介しよう。
1.慈悲の瞑想
慈悲の瞑想では、自分、親しい人、生きとし生けるもの、嫌いな人のそれぞれに対して幸せと健康と自由を願うことによって、その4つの心の状態とともに瞑想する。シャロン・ザルツバーグ著の『Lovingkindness』はこの練習の習得に非常に役立つだろう。
2.与えて受け取る(トンレン)瞑想
トンレン瞑想では、呼吸に合わせて重い感情や苦しみを吸い込み、幸せや平安、癒しを吐き出す。最初は自分自身に向けて行い、次に知り合い、世界中の人々、最後に生きとし生けるものすべてに対して行う。この練習を通じて、自分の感情は自分だけのものではないと気づくだろう。自分が感じる感情的、肉体的苦しみすべては万物に共通するとわかり、すべてのものに対するつながりや思いやり、さらにはワンネスの感覚さえも深く味わうようになるだろう。ペマ・チョドロン著の『Start Where You Are』では段階的な練習法だけでなく、トンレン瞑想についてより深く学ぶことができる。
3.グラウンディング瞑想
この瞑想では、足の感覚に意識を向けるものや、尾てい骨から地球の中心に向かってエネルギーが流れるコードを固定すると想像するものなど、さまざまな練習法がある。グラウンディング練習は太極拳や気功のような武道をはじめ、多くの分野で教えられている。
4.チャクラ瞑想
チャクラ瞑想はとても効果が高い。背骨の下から頭頂まで並ぶエネルギーセンターとつながることによって、内なる空間に変化をもたらす。背骨の前面の体の中心に並ぶ7つのチャクラに沿って、光の形をしたエネルギーが頭頂に向かって登っていく様子を想像してみよう。エネルギーが頭頂に到達したら、光の滝が頭から全身に降り注ぐのを感じる。アノデア・ジュディス著の『Wheels of Life(邦題:チャクラの神髄)』ではチャクラについて学ぶことができ、またiTunesやAmazon.comでも数多くのチャクラ瞑想に関する資料を見つけられる。
指導/サリー・ケンプトン
サリー・ケンプトンは『Meditation for the Love of It』の著者。
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