三日月のポーズの基本|体幹を使って内観力を高める秘訣
クラスでよく行うけれど、あえて詳しい説明がされないこともあるポーズのポイントや体の動かし方をご紹介。実はあらゆる基礎となる大事な動きを網羅しているので、改めて確認してみましょう。今回は内観力を高める三日月のポーズ「アンジャネーヤーサナ」。
アンジャネーヤーサナ(三日月のポーズ)
左右非対称の後屈ポーズで内観力を高める
脚を前後に開いて後屈するポーズ。左右非対称なため、内側の目で体の状態を観察し、全身のアライメントを整えましょう。
HOW TO
前脚は、踏み込んだときに足首の上に膝がくるポジションが◎。体を反らせるときは喉、へそ下、会陰部の3つのバンダをそれぞれ引き締め、体幹の筋肉を働かせましょう。
POINT:あごを上げすぎない・肩を下ろす・膝は足首の上に・3つのバンダを締める
前から見ると
前脚は、特に親指の付け根を真下に踏み込むと、体全体が上へ伸びやすくなります。両手は頭上に伸ばして後方に反らせますが、肩甲骨と肩は引き下げ、首を長く保って。
POINT:肩と耳の間にスペースを空ける・前脚は真下に踏む
後ろから見ると
両脚を大きく開いているため、骨盤が傾きやすいので注意。左右の高さと位置をなるべく揃え、後ろ足の甲を使って床を押しましょう。肩甲骨を内に寄せ、気持ちよく胸を開いて。
POINT:肩甲骨を寄せる・左右の骨盤の高さを揃える・足の甲全体でマットを押す
アンジャネーヤーサナ(三日月のポーズ)攻略のコツ
背面を丸めて背骨をストレッチ
体の前に円をつくるように骨盤を後傾させ、背中を丸めて5呼吸。背面がゆるむことで、反りやすくなる。
膝が外に開いているのはNG
膝が外に開くと、重心が外に逃げて安定感が失われる。膝はつま先と同じ方向をキープし、親指の付け根で床を踏む。
体重が前にかかりすぎるのはNG
体重が前にかかりすぎると、後ろ足がおろそかになり、バランスが崩れる。
顔が力むほど、無理に上を見るのも×。
難しい人は後ろ足の指を立ててもOK
後ろ足の指を立てて土台を安定。あごを引いて手を真上に伸ばし、背骨の自然なカーブを活かして反ると◎。
POINT:腕は真上に・背骨のカーブで反る・喉のバンダを締める
教えてくれたのは…柳本和也先生
ヨガ講師、udaya yoga studio主宰。バリ島でヨガに出会い、アシュタンガヨガの権威ケン・ハラクマ先生に師事。アシュタンガヨガのほかオリジナルメソッド、アサナマンダラも指導。
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