生理の血は止められる?「月経血コントロール」のメリット【女性のためのヨガ知識】
好きなだけためられるの?睡眠と月経血コントロール
「仕事の関係であまりトイレに行けないのですが、どのくらい経血をためておけますか?」という質問が時々あるのですが、月経血コントロールは好きなだけ経血をためておけるわけではないので、トイレに行けない時間があるときは他の月経処置を併用する必要があります。
おしっこも我慢しすぎてしまうと、膀胱に負担がかかりますよね? それと同じで、月経血コントロールも我慢して好きなだけためておくというものではないです。
眠っている間は副交感神経が優位になり内臓もゆるんでいます。また、身体が横になっているので骨盤底に重力による負荷も少ないため、月経血コントロールが上達すると、睡眠時はおしっこのように経血をためておけるようになります。
上達の仕方にも個人差があり、まれに「夜はためておけないけど、日中、経血を出しに行く感覚を先につかめた」という生徒さんもいます。しかし多くの方は、まず夜ためておけて、朝、起きぬけに排尿と一緒に出せるようになるという方が多いです。
月経血コントロールが上達しても、ストレスや目や頭の酷使などで睡眠の質が下がると、交感神経優位のままで内臓がリラックスできず、朝までためておけなくなったりしますので、そんな時は生活リズムをみなおしたり、休息をしっかりとることも必要です。
姿勢を整え、体をゆるめることで、日中もある程度貯めることはできますが、日中は睡眠時のように長時間ためておくことはできないので定期的にたまってきたらトイレにいきます。
慣れてきたら、だいたいこのくらいで行くのがちょうどいいというトイレにいくタイミングがわかってきますが、それまでは時間をきめてトイレに行ってチェックしながら練習していきます。
とはいえ、身体が適切にゆるんでいないと生理中の実践だけでは難しいです。やはり地道な身体作りやケアが大切なので、日々のプラクティスがとても大切です。
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