あなたに合った朝のプラクティスを作る方法
Live Be Yogaアンバサダーのローレン・コーエンとブランドン・スプラットは全国横断のロードトリップ中で、マスターティーチャーと共に無料のローカルクラスなどを開催しています。これらの活動は、今日のヨガコミュニティに活力を吹き込み、話題となっています。今回はローレンが、旅するように暮らしていてもパーソナル・プラクティスを実践し続けられるヒントを教えてくれました。
朝、自分自身と向き合うプラクティスを
Live Be Yogaのアンバサダーとしての全米ツアーは大変目まぐるしく、喜びから疲労、さらにそれらを超越する感情など様々な思いに満ちていました。
ブランドンと私は、全国をドライブし、毎週新しい都市に到着し、旅するように暮らしているので、新しい場所を訪れてもまるで自宅にいるような感覚を作り出すためにできる限りのことをしています。このようにしてリズムを作り出し、旅の最中も自分自身をグラウンディングするために個人に合ったプラクティスを行う必要があります。私は自分の性格そして望ましくない状況に対して、時折過剰反応してしまう性格を常に意識するようにしています。
私たちがよく耳にする話題は、ヨガマットを使わずにヨガをするというアイディアです。リチャード・フリーマンとメアリー・テイラーと最初に出会ったときに聞いたもので、ツアーの最中もずっと気になっていました。ツアーの参加を決めたとき、これは自分自身そして自分のプラクティスを試す機会になると思いました。プラクティスに真剣に取り組んでこそプラクティスの本領を発揮できる、ということを自覚することが重要です。ヨガ・スートラに紹介されている基本的な教えになりますが、まぎれもなくプラクティスによる恩恵を得るためには、毎日のプラクティスに一貫性を持ち、コミットすることです。
自分のヨガマットは常に自分にとっての避難所です。私は自分のマットを鏡のように時折感じています。つまり、真実の自分を映し出し、自分にとって最も重要なこと、そして自分はここで何をすべきなのかということを教えてくれる存在のように思っています。私は常に自分のプラクティス方法にコミットし続けている一方、心から自分に合ったと思える朝のプラクティスを一貫して毎日のように行うということはしてきませんでした。
大体の場合、先生が提案したことや友人や同僚が何をしているかに影響されて、自分の朝のプラクティスが他人からどう見えるかということを考えてしまいます。このプラクティスで重要なのは例外なく執着しているものを手放すことです。このツアーに着手して以来、私にとって本当に役立つ朝の儀式を見出さなければいけないと感じました。それは、強いられてすることや自分のエゴからやらなければいけないと思って行動に起こすことというよりもむしろ、自分にぴったり感じることや自分を元気付けてくれるものであるべきです。
ローレン自身の朝とは
私のプラクティスは毎朝異なりますが、目を覚まし、自分自身を優先することに対してインスピレーションを感じています。以前よりも重視しているので、外出先でも個人的なプラクティスに力を入れています。目を覚ますとまず自分に問いかけます──今朝は何をする必要があるかしら?静かに座って瞑想に入ろうかしら?アーサナそれともプラーナヤーマ?散歩に出かけたり、壁を使って倒立したりする必要はあるかしら?ただ一つ、必ず実行することがあります──たとえ何があろうとも少なくとも15分間座って瞑想します。静かに優しく、自分の一日をゆったりと過ごすのに十分な時間を自分に与えるのです。
この旅の一環として、私たちは毎週いくつかのヨガクラスを受講し、文字通り、私たちは常にヨガを「プラクティス」しています。
今なお、一貫して定期的に行う自分に合ったプラクティスを探求するということは、自分の体の直感的な能力に耳を傾ける素晴らしい機会を与えてくれます。たいていの場合、先生から指導もされないような小さなことに注意を払うことができるようになります。朝のプラクティスはその日のトーンを設定し、私たちの価値と大切さを意識するのに役立ちます。また、プラクティスをする理由を意識できるようになり、他人とプラクティスを一緒に行う方法も学べるのです。
刺激的な朝のプラクティスを作るための5つの方法
1. 居心地の良い温かなスペースを作る
祭壇、キャンドル、穏やかな音楽、薄暗い照明などを取り入れれば、快適で安心できる環境を作れます。新しい都市に到着したら、プラクティスのためのスペースを作るためにできる限りのことをします。自分がまるで自宅にいるような感覚を作り出すために。私は自分の祭壇を毎週新しい寝室に設置しましたが、そうすることで場所に関係なく常に同じエネルギーを運ぶことができます。
2.目覚めたら自分をチェックする
体の調子はどう?心はどこをさまよっている?動きたい?じっと静かにしたい?それとも両方?自問してみてください──今ここで何が必要?
3. 自分に責任を持つ
たとえば、アーサナのプラクティスを行った後、瞑想がより強力になることを知っています。また、瞑想すると、気分と体の機能が良くなることも自覚しているので、午前中は少なくとも12分間の瞑想を心がけています。
4.電話をオフにするか、「おやすみモード」に設定する
目覚めてすぐ頭を仕事モードにするというのは容易いものの、疲れます。しかし、電話をオフにしたり、「おやすみモード」に切り替えたりすることで仕事も人付き合いも計画的に進めることが可能になります。
5.自分のプラクティスが他人から良く見える必要はない
ヨガについての多くは、自分自身と自分のニーズについて学んでいます。これを行う「正しい」方法は存在しません。あなたにとって正しいと感じるものだけが正しいのです。重要なのは、そのニーズを尊重し、それを育てるあなた自身が一貫して努力することです。
朝のシークエンスの提案
1.手とひざを使う前に子供のポーズになり、グラウンディング呼吸を何回か行います。
2.猫のポーズ・牛のポーズを5〜10回行いながら、呼吸とシンプルな動きを合わせていきます。
3.心地よく感じるのであれば、下向きの犬のポーズの前にヒップサークルとネックサークルを加えましょう。
4.足の位置を動かして左右を確認しながら、下向きの犬のポーズを探す。
5.マットの後方に向かって両手を歩かせ、簡単なラグドールポーズで首の緊張をほぐします。
6.ゆっくりとマットの最上部へと戻り、3〜5回太陽礼拝(半分の太陽礼拝と完全な太陽礼拝のどちらかを選択)を行う準備をします。
7.どちらかの太陽礼拝を行なった後、ハッピー・ベイビーのポーズをするため背中を床につけます。
8.シャヴァーサナの準備として、左右両方向にねじりのポーズを行います。
9.座ったまま瞑想を5〜20分行います。
教えてくれたのは…ローレン・コーエンさん
ローレン・コーエンさんはカリフォルニア州サンフランシスコ在住のRYT200ヨガ指導者。また15年間フィギュアスケーターとしても活躍。彼女は書くこと、新しい人々と出会うこと、ヨガをプラクティスし指導すること、そして人々にインスピレーションを与えることをこよなく愛している。
ヨガジャーナルアメリカ版/「How to Create a Morning Practice that Works for You」
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