ヨガ中のプシュッに待った!レッスンに不向きな飲み物って?

 ヨガ中のプシュッに待った!レッスンに不向きな飲み物って?
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高木沙織
高木沙織
2019-09-03
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1.炭酸水

清涼感があってのど越しがよい炭酸水。血行を促進する、食欲を抑えるなどの効果にも期待されており、ヨガをする方たちの間でも人気です。甘味料を含まない炭酸水であれば、日常的に取り入れてもよいでしょう。

しかし、レッスンの前や最中にはオススメしません。炭酸ガスが胃液と混ざり合うとゲップが出やすくなるからです。これは、みなさん経験があるでしょう。そこにヨガの動きが加わることを想像してみてください。炭酸ガスとアーサナによるダブルの胃腸への刺激でゲップが出るだけではなく、気分が悪くなる恐れもあります。

2.ゼリー飲料

忙しくて食事を摂れなかったときや、ちょっと小腹を満たしたいときに重宝するゼリー飲料。レッスン中に飲んでいる方を見かけたことはありませんが、気を付けたいのはレッスン前。

ゼリー飲料は思っている以上にしっかりとお腹にたまります。レッスンが始まる30分から1時間前くらいのタイミングに飲むのであればさほど影響しませんが、飲料でありながら固形物に近いため直前にキュッと一気に飲むとお腹の重さが気になるでしょう。

3.味がついた飲み物

お茶に関しては次の項目でお話しをしますが、まずはそれ以外の味がついた飲み物について。

例えば、野菜・果物を低速回転のジューサーで粉砕・圧をかけて絞るコールドプレスジュースや、砂糖・食塩不使用のフルーツジュース、スポーツドリンクなど。水と交互にこれらの飲み物を飲みながらレッスンに参加する方は、意外と少なくありません。

「炭酸ガスでも固形物でもないのに、何がいけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、“味”がついた飲み物は口にするたび意識が味覚に向きやすいというところが要注意ポイントだと言えるでしょう。せっかくの集中力が途切れてしまったり、呼吸やアーサナの妨げになったりすることもあるのです。レッスン中の苦しさやツラさには直結しなくても、レッスン後に感じる爽快感には違いがあるかもしれません。

4.お茶類

最後はお茶類。お茶にも味はありますが、スッキリとしていて口に残らずカロリーや糖質、脂質ともにゼロ(商品による)と健康的な飲み物です。

気を付けたいのは、カフェインとカリウムが豊富なお茶には利尿作用があるということ。レッスン中に尿意を感じていては、呼吸もアーサナも深まらず、集中力も散漫になってしまいます。

カフェインが血中に残っている間は利尿作用が続くと言われているので、レッスンに参加する日は事前にカフェインを控えるといった工夫をしておくと安心です。お茶だけではなく、コーヒーやエナジードリンクの飲み過ぎにも気を付けましょう。

何を飲むのが正解?

ヨガの前・最中は、水を選択するのが一番安心でしょう。

軟水でも硬水でもどちらでもよいのですが、汗をかきやすい方、運動量が多いクラスに参加する方は後者の方がオススメです。汗で流れるミネラルの補給に適しているからです。硬水を飲み慣れていない方は、日頃から少しずつ取り入れるようにしておくと口あたりや体調の変化などにも慣れてくるでしょう。日本で口にする水のほどんどは軟水なので、硬水が自分に合っているかどうか見極めてから飲むようにしてみてくださいね。

「何を飲むか」で、レッスンの最中や終了後の気分・体感は大きく変わってきます。飲み物くらいで……、と思わずにぜひ参考にしてみてくださいね。

ライター/高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。

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