理学療法士に聞く!安定して立つ、踏み込むための「足」の秘訣

 理学療法士に聞く!安定して立つ、踏み込むための「足」の秘訣
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堀川ゆき
堀川ゆき
2019-06-28
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「足」の3つのアーチ

次に知っておきたいのが、足裏の「3つのアーチ」です。

足 3つのアーチ
Photo by Yuki Horikawa

足の裏を支える3つのアーチには、

・内側縦アーチ(ないそくたてあーち)
・外側縦にアーチ(がいそくたてあーち)

・横アーチ(よこあーち)

の3つがあります。

これらのアーチの機能は、荷重と衝撃の吸収作用です。重力による自分の体重と地面との衝撃のぶつかり合いをアーチが吸収しています。

私達はこの3つのアーチ構造を変化させて、地面の凸凹や傾斜に足を適合させて立位を保持すると同時に、衝撃を吸収し運動エネルギーを伝播し、身体の移動に際してその推進力を提供しています。特に内側縦アーチが重要で、内側縦アーチには土踏まずがあるので、このアーチの引き上がりは最も自覚しやすいと思います。

これらのアーチは骨だけでなく、関節・靭帯・筋肉の要素が組み合わさって構成され、役割を果たしています。3つのアーチを結ぶ点は、第1中足骨頭・第5中足骨頭・踵骨隆起で、その3つが支持点になりテント状にアーチを形成しています。

「足のバンダ」(パーダ・バンダ)を使う

足の機能解剖を踏まえた上で、グラウンディングをヨガ的に見直していきましょう。具体的に何を意識していくかというと、前述した足のアーチです。それがヨガでいう「足のバンダ」に該当します。

3つのバンダは有名ですが、実は「手」と「足」にもバンダは存在します。
ヨガの際は分かりやすく、母趾球・小趾球・踵の中心の3点を床に安定させるようにし、3つのアーチの引き上がりをイメージすると良いです。
そしてもう一つは、「足の長軸」である踵の中央と人差し指を結んだ線をまっすぐ整えてグラウンディングすることです。
最後に重要な一つは、「足趾」(そくし)を使ってしっかりグラウンディングすることです。足趾とは足の指のことです。左右10本ある足趾のうち、最もメインで力を発揮するのが親指です。

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