理学療法士に聞く|一番大切な「腸腰筋」の5つの力が目覚めるポーズ
ほぼすべてのヨガポーズにおいて、重要な役割を果たすのが「腸腰筋」。その筋肉が持つ力を最大限に引き出し、強化する方法を中村先生に教えてもらいました。ぜひ試して、ポーズの上達を目指して!
腸腰筋とは
腸腰筋は背骨と骨盤、大腿骨をつなぐ筋肉で、肋骨の下から脚の付け根の奥に位置しています。姿勢保持筋ともよばれ、力を抜いているとき以外は、姿勢を保つために常に働いている筋肉。ヨガにおいても、健康に生きるうえでも非常に大切です。
なぜ腸腰筋が大事なのか
腸腰筋が覚醒すれば動く能力がレベルアップ!
脱力以外のすべてのポーズに使われる腸腰筋は、ヨガを行うためのいちばんのキーマッスルです。ポーズでは「脚を伸ばしてキープする力」「骨盤を起こす力」「脚を上げる力」「前屈する力」「骨盤を平行にキープする力」の5つを、顕著に発揮できるようになります。今回は腸腰筋を強化しながら、それぞれの力を目覚めさせるのに最適なポーズをレクチャー。どのポーズも腸腰筋が使われますが、体を動かしたときの筋肉の感覚は、人それぞれ違うもの。初めはすべてのポーズをひととおり行いながら、どれが特に腸腰筋の動きを感じられるかを、チェックしてみてください。慣れてきたら、それらのポーズを集中して練習すると効果的です。
5つの力を目覚めさせるポーズは
●脚を伸ばしてキープする力:やり方はこちらから
●骨盤を起こす力:やり方はこちらから
●脚を上げる力:やり方はこちらから
●前屈する力:やり方はこちらから
●骨盤を平行にキープする力:やり方はこちらから
教えてくれたのは…中村尚人先生
理学療法士、ヨガインストラクター。医療とボディワークの融合、予防医療の確立を目指す。ヨガ・ピラティススタジオ「TAKT EIGHT」、姿勢・歩行改善スタジオ「UPRIGHT」主宰。
モデル…福田萌子さん
沖縄県出身。adidasグローバルアンバサダーを務める。ロードバイクが趣味で、バレトントレーナーでもあることからヨガが特技のアクティブ派。現在、雑誌やTV、CM等で幅広く活躍中。
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