硬くなった首・肩に効くヨガポーズ「子犬のポーズ」のやり方
ポーズを行うときの注意点
膝に問題を抱えている場合
たたんだブランケットを膝の下におき、刺激を和らげ、膝をサポートしよう。ブランケットを半分にたたみ、さらに2回半分にたたむ。膝の具合に合わせてブランケットの高さを調節する。膝は最も体重がかかる関節のひとつで、信じられないほどストレスや損傷を受けやすい。しかし、膝当てをすれば、痛みを予防し、リスクを軽減できる。
腰に痛みを感じる場合
足の間と太腿の間に1つずつブロックをはさんでみよう。まず、足の間にブロックをおき、土踏まずを丸めずに、親指をブロックに押しつける。次に、別のブロックを太腿にはさんでしっかり締めつける。太腿の間のブロックを背後の壁のほうに押すイメージで行って、太腿を内側に回転させる。こうすると、内転筋が働き、腰と脚のアライメントを崩さずに腰を保護できるだけでなく、ポーズの安定感が高まり構造がしっかりする。
胸部と肩のストレッチを深めたい場合
左右の肘をそれぞれブロックの上にのせてみよう。四つん這いになったら、ブロックを腰幅に離して手のすぐ前におく。ブロックの上に肘を片方ずつのせる。手のひらを前方で合わせる。合わせた手のひらを頭の後ろに動かし、うなじのほうに向ける。首に違和感を感じたら、もう1つブロックを用意して額の下におく(写真には写っていない)。
首の筋肉を強化したい場合
あごを床に下ろす。こうすると喉の前面が広がり、首の背面の伸筋が強化される。首をピンと張らないよう注意すること。あごは上腕の間にそっと下ろして、大きな圧力がかからないようにする(違和感を感じたらあごを 戻すこと)。首にけがをしていたら、このバリエーションは避けよう。
積極的にプロップスを活用しよう
プロップスを使うことを恥ずかしいと思ってはいけない。ヨガ八支則のアヒムサー(非暴力)を実践、体がまだ練習を必要としているときには、挑戦しない賢明さと勇気を持とう。このことはガンダベールンダーサナでは特に重要だ。英語名が訳もなく「恐ろしい顔のポーズ」となっているわけではない。力強く印象的であり、挑戦する人を怖じ気づかせるポーズだ。このポーズはヴィシュッダチャクラ(喉のチャクラ)を明るくする。自分の真実を語る勇気、自分自身に忠実に生きる勇気が求められるポーズだ。このポーズに挑戦するときは、体が発するあらゆる声に耳を傾け、頭の中にある恐れと体の真実のずれを認識しよう。
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