ヨガと呼吸&瞑想にまつわる4つの疑問

 ヨガと呼吸&瞑想にまつわる4つの疑問
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ヨガと深い関係にある呼吸、そしてヨガのゴールでもある瞑想について。初心者が抱きやすい疑問を、日本を代表するヨガ指導者の綿本彰先生に答えていただきました。

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Q.ヨガの呼吸がわからない時は「部位×出入り口×リズム」の組み合わせを覚えて

ヨガの呼吸は、まずどこを動かして呼吸をするかの部位で3種類に分かれます。そこに、口や鼻、片鼻といった呼吸の出入り口と、吸って吐くリズムを組み合わせたもので呼吸パターンが決まり、流派によっても推奨する呼吸法は異なります。

①部位…動かす「部位」に応じた3つの呼吸法

・胸式呼吸…肋骨を動かす
・腹式呼吸…横隔膜を動かす
・完全呼吸…胸式と腹式、両方使う

②出入り口…呼吸を行うところ

・口呼吸
・鼻呼吸
・片鼻呼吸
・特殊呼吸

③リズム…吸う長さと吐く長さの比率

・自由…自然なリズム
・1:1のリズム…吸う:吐く=1:1
・1:2のリズム…吸う:吐く=1:2

呼吸の代表例

・ヨガのポーズを行いながらする呼吸法の代表は…腹式呼吸×鼻呼吸×自然なリズム
パワーヨガなどのヴィンヤサスタイルの代表的なものは…完全呼吸×鼻呼吸(ウジャイの場合も)× 1対1のリズム

Q.深呼吸はヨガのときだけするとよい?

A.感情をやわらげたいときや電車で移動中にぜひ!

緊張や興奮、イライラしたときなどは呼吸がブロックされます。感情が高ぶると鼻息も荒くなり、それを抑えようと無意識に呼吸を抑えるからです。感情と呼吸の波は比例します。そんなときは空気の美味しい場面や好きな香りを利用すると自然と深呼吸できます。電車などの移動時間も、マスクをして保湿しながら呼吸を味わってみて。

Q.瞑想ポーズをしないと瞑想はできないの?

A.そんなことはありません!

日常ではさまざまな我慢やしがらみを抱えて、強く自分を抑圧しているので、何もせずただ座るだけでネガティブな鎖を切り離すのは難しいはず。ヨガも瞑想そのものなのでポーズの中で
自分の心身に集中したり、歩きながら足裏の感覚を意識したり、動きながら何かに集中することも瞑想なので、そんなことからスタートするといいでしょう。

Q.ヨガをしたら瞑想はしなくてはいけないの?

A.ヨガのゴールが瞑想です!南国気分で心をリセット

ヨガには瞑想がつきものというより、ヨガそのものが瞑想であり、これは切っても切り離せないものです。瞑想は地味なイメージを持たれがちですが、日々のネガティブな鎖を断ち切って心をリセットし、幸せになれる素晴らしい方法です。私たちは日々、過去や未来のこと、今起こってることやさまざまな思考や感情が頭の中を巡りますが、瞑想をするとそれらも空っぽになり、嫌なことからもいっさい意識が切り離されます。ネガティブなこと、束縛やしがらみも100%手放した状態は、まるでハワイや南国にいるようにハッピーな気分になれますよ。

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photo by Shinobu Kamiyama

教えてくれたのは…綿本 彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長。綿本ヨーガスタジオ主宰。日本を代表するヨガ指導者としてさまざまなメディアで活躍。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Shinobu Kamiyama
Hair&make-up by Mayumi Tsuchiya Kaori Watanabe(FIX-UP)
Model by motomi
Text by Ayako Minato Yoriko Kinoshita
yoga Journal日本版Vol.40掲載



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