女優ハル・ベリー(58歳)が更年期で変えた日常習慣とは?「大好きだった有酸素運動はもうしない!」


黒人の女優として初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、50代後半の今も第一線で輝き続けるハリウッド女優のハル・ベリー(58歳)。歳を重ねても変わらぬ彼女の引き締まったボディも魅力のひとつだが、その裏には努力が溢れている。
「かつて大好きだった有酸素運動は一切しない」
女優のハル・ベリー(58歳)は先日、アメリカの人気ポッドキャスト番組「The Tamsen Show」に出演し、自身の「更年期に応じたフィットネスと食事習慣のアップデート」について語った。かつてランニングやバイクといった有酸素運動中心のトレーニングを好んでいたものの、「大好きだった有酸素運動は一切していないわ」と語った。現在は、週に数回、ウェイトを使った筋トレ中心のワークアウトに完全移行しているという。「筋肉を増やそうとしてるの。50代に突入すると、筋肉は自然には保てない。だからこそ、自分で意識して“維持する努力”が必要なのよ。」
更年期の今必要なのは"筋肉を維持すること”
彼女が取り入れているのは、以前よりも2日多い頻度で行うヘビーウェイトトレーニングだという。自分の体重だけで行っていた時期とは大きく違うアプローチに、「正直退屈だわ。でも必要なの」と笑った。興味深いのは、「重いものを持つ=筋肉ムキムキ」ではないという事実である。「いまだに筋肉ムキムキにはなっていないわ。むしろ、今ある筋肉を維持できているっていう感覚があるの。これが大切。」更年期を迎えると、ホルモンバランスの変化により筋肉量や基礎代謝が落ちやすくなる。そんな変化に抗うのではなく、“今の自分に必要なケア”として筋トレを取り入れているという姿勢が印象的だ。

食事は“厳しい糖質制限”から“ほどよい炭水化物”へ
ハル・ベリーといえば、長年糖尿病と向き合ってきたことでも知られており、かつては厳格なケトジェニックダイエット(糖質制限)を実践していた。しかしこの食生活も年齢とともにアップデートしているという。「今は少し炭水化物を摂るようにしているわ。エネルギー源として必要なの。以前と比べて、疲れやすくなってるのを感じるから。」もちろん糖質の質にはこだわりがあり、精製された砂糖や加工食品を避ける一方で、玄米や野菜などの“良質な炭水化物”を少量取り入れることで、血糖値の安定とエネルギー維持の両立を図っている。「何をカットして何を残すか。それを理解するのが大切なのよ。自分の体の声をきちんと聞くことが重要。」

16種類のサプリメントは絶対に欠かさない
さらにハル・ベリーは、現在16種類ものビタミンサプリメントを日常的に摂取しているという。内容は本人が徹底的に調べ、自信を持って選んだものばかり。「全部ちゃんと意味があってあって摂取しているの。絶対に欠かさない。私にとっては“儀式”みたいなものね。」その徹底ぶりはまさにプロフェッショナルだ。彼女が何よりも大切にしているのは「継続すること、そして年齢とともに“アップデート”すること」だ。

更年期=終わりではなく“変化のはじまり”
多くの女性にとって、更年期は“何かを失っていく時期”というイメージがあるかもしれない。しかし、ハル・ベリーの姿は、更年期を「新しい自分をつくる時期」として前向きにとらえるヒントを与えてくれる。「年齢を重ねることで、自分に必要なことが変わっていくのは当然よ。それに合わせてやり方を変えるのは、むしろ自然なことだと思う。」“若さ”に執着するのではなく、今の自分の体を理解し、受け入れ、丁寧にメンテナンスしていく。ハル・ベリーの健康美は、そんな内面からのバランスと意識の現れに他ならない。
How Halle Berry stays fit and toned at 58? Oscar winner shares her exact diet and exercise plan
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