「あぐらが辛いなら、まずやってみて!」股関節の硬さ以外の理由も解消、寝たままできる楽ヨガポーズ

 「あぐらが辛いなら、まずやってみて!」股関節の硬さ以外の理由も解消、寝たままできる楽ヨガポーズ
AdobeStock

ヨガやストレッチをしているときにあぐらで座るのが辛い、そんな悩みを抱えていませんか?実は、あぐらが辛いのは股関節の硬さだけでなく、さまざまな要素が影響しています。今回は寝たままでできるヨガポーズで、あぐらの辛さをやわらげる方法をご紹介します。

広告

あぐらがしづらい理由

あぐら
イラストAC

あぐらをすると辛く感じるのは股関節が硬い(外に開きにくい)からと思われることが多いですが、それだけではなく、他にもさまざまな理由があります。思い当たることはありませんか?

骨盤を立てられない → 座った時に骨盤が後ろに傾いてしまい、背中が丸まりやすい。
内もも(内転筋)の柔軟性が低い
→ 股関節を外に開く動きが制限され、膝が浮きやすい。
腰や背中の緊張が強い
→ 座る姿勢を保つのがつらく、その上股関節の硬さが気になって余計緊張する。
運動不足や柔軟性の低下
→ そもそも体を動かす習慣が少なく、股関節周りの血流が悪くなっている。

これらが重なると、あぐらをしようとしても辛く感じることが増え、無理に座ろうとして体に余計に負担がかかってしまうのです。

あぐらのしづらさを改善するヨガポーズ

そこでおすすめなのが、仰向けの合せきのポーズです。このポーズなら座る姿勢を保つ必要がないため、骨盤の傾きを気にせず、重力を利用して無理なく股関節を開くことができます。
仰向けの状態では、腰や背中の余計な力が抜けるので、リラックスしながら股関節を開き、内ももをやさしくストレッチできます。これにより、柔軟性を高めながらも、体に負担をかけることなく心地よく行えます。

運動が苦手な人や、疲れてストレッチをする気力がない日でも、横になって膝を開くだけで、自然に股関節の硬さをやわらげることができます。太ももの下にクッションを入れると、さらに快適にリラックスできるので、体への負担を感じることなく、続けやすくなります。

<やり方>

1) クッションなどを体の両脇に用意し、膝を立てて仰向けになる。

合せきのポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

2) 膝を外側に開きながら、両足の裏を合わせる。足の裏がきちんと向かい合わせになるように意識する。
股関節の開き具合がつらく感じる場合は、太ももの下にクッションやブランケットを置いて、軽くサポートする。

合せきのポーズ
Photo by Kayoko Yoshida

3) 両手をお腹の上、または胴体の横に腕を置き、目を閉じてゆっくりと呼吸を続ける。

アパナアーサナ
Photo by Kayoko Yoshida

4) 終わったら両手を使って膝を起こし、両膝を胸の方に抱き抱え、開いた股関節を閉じて少し休む。

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

あぐら
合せきのポーズ
合せきのポーズ
アパナアーサナ