あぐらがつらい人はお尻がガチガチ?お尻をほぐして股関節の柔軟性を高める2ステップストレッチ
ヨガでおなじみのあぐらの姿勢。実は、股関節が硬くてあぐらがつらい…。そのせいでヨガを楽しめない…。そんな人が意外と多いようです。今回は、あぐらがつらい人におすすめのストレッチのご紹介です。股関節の硬さ、実はガチガチのお尻に原因があるかもしれませんよ!
お尻が硬いとあぐらがつらいのはなぜ?
あぐらで座るには、股関節の柔軟性が必要です。具体的には、股関節を外側に回す動き(外旋)がポイントになります。外旋の動きには、お尻の奥の筋肉(深層外旋六筋)が使われます。
これらの筋肉がガチガチに硬くなると、あぐらで座る時に膝が浮いたり、骨盤が傾いたりして不安定に…。つまり、お尻の硬さが邪魔をしている可能性があるのです。座りにくさを改善するには、お尻の奥までしっかりほぐすストレッチを取り入れることが大切!お尻の筋肉がほぐれることで股関節の柔軟性が高まり、その結果、あぐらで楽に座れるようになるのです。
あぐらが楽になる!ガチガチのお尻をほぐす2ステップストレッチ
硬くなったお尻の筋肉を、しっかりほぐしてから行うストレッチです。おしゃべりをしながらでもできる簡単なストレッチですが、お尻がガチガチに硬い人は、痛みを感じることもあります。無理をせず、自分のペースでやってみてくださいね!
やり方
1)楽な幅に足を開き、両膝を立てて座る。
2)両膝をなるべく大きくパタパタ動かし、左右のお尻をほぐす。
3)左側に膝を倒し、お尻を前後、左右、円を描くように自由に動かしながら床でマッサージする。足は浮かせても、床におろしたままでもどちらでもOK。硬いところをじっくりほぐす。(30秒程度)
4)右側に膝を倒し、右のお尻も同様にほぐす。(30秒程度)
5)あぐらで座り、左膝の角度を90度くらいにして少し前の床に下す。
6)息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら指先を前に歩かせ、股関節から折るように前屈する。股関節、左のお尻にアプローチしながらじっくりストレッチする。(30秒程度キープ)
7)足を入れ替えて左側も同様にストレッチする(30秒程度キープ)
ポイント
筋肉の緊張をほどく一番のポイントは、リラックスすることです。お尻のマッサージで痛みを感じる時こそ、笑顔で!余分な力を抜いて、無理せず丁寧に行います。肘を床について、体を下して行うのもおすすめです。お尻全体、まんべんなくしっかりほぐしましょう。
また、前屈するときは、腰や背中が丸まらないように注意!最初にほぐしたお尻の深層部に意識を向け、じっくりストレッチを深めましょう。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く