【股関節が硬くてあぐらできない?】ストンと脚が開く魔法のストレッチ

 【股関節が硬くてあぐらできない?】ストンと脚が開く魔法のストレッチ
photoAC

股関節が硬くてあぐらが辛い、あぐらがかけない人もとても多いですよね。でも、諦めないで大丈夫です。あぐらの動きを紐解き、筋肉の性質を生かしたストレッチをすることで、いつもよりもあぐらが楽になる可能性がありますよ。

広告

あぐらは、股関節を曲げてから脚を外に開き外回しにする、つまり股関節を屈曲・外転・外旋する動作になります。特に、外転・外旋の動作が苦手な方は、あぐらの姿勢をとると膝があまり開かずに股関節よりも膝の位置が高くなります。そうなると骨盤は後ろに傾き、腰や背中が丸くなってあぐらの姿勢が快適ではなくなってしまいますよね。

股関節 屈曲 外転 外旋 イラスト
イラスト:イラストAC

このあぐらの動作の肝になるのがお尻と内ももの筋肉です。

イラスト 殿筋群 内転筋群
イラスト:イラストAC

お尻の筋肉は、股関節の伸展・外転・内旋・外旋に関与するため、お尻が硬いと股関節の動きにかなり制限がかかってしまいます。お尻は何層にも筋肉が重なっており、座る姿勢の長さや運動不足により非常に凝りやすい部分です。それにも関わらず、凝りを自覚しにくい部分でもあります。まずは、お尻をほぐしながら股関節まわりの筋肉を温めて動かしやすい状態にしてあげることが大切です。

次に、あぐらの姿勢で膝を開きやすくなるように、筋コンディショニングの手法を用いた内ももストレッチを行っていきます。内ももの筋肉が硬いと膝を外に開く時に内ももがストッパーになってしまうため、緊張をとっておく必要があるのです。

筋肉は強く収縮させた後にゆるみやすくなるという性質があります。いっきに縮めていっきにゆるめることで脳の運動系の神経を刺激し、本来の可動域に短時間で近づける効果が期待できますよ。

あぐらがラクになる!ストンと脚が開く魔法のストレッチ(やり方)

お尻ほぐし
photo by Yukari Takayama

両膝を立てて座り、両手は後ろについておく。両膝を揃えたまま、膝をパタパタと左右に倒す。5~10往復くらい、お尻があたたまるまで大きく動かす。

がっせきストレッチ 内ももストレッチ
photo by Yukari Takayama

足の裏を合わせて両膝を開き、両腕を膝の間にいれる。握りこぶしを顔の前で合わせ、腕と膝で3秒押し合いっこをしてからいっきに力を抜く。余裕があれば、両手の平を胸の前で合わせて腕と膝で押し合う。柔軟性に合わせて3回くらい行う。

詳しいやり方を動画で確認したい方はこちら

広告

AUTHOR

高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

股関節 屈曲 外転 外旋 イラスト
イラスト 殿筋群 内転筋群
お尻ほぐし
がっせきストレッチ 内ももストレッチ
【股関節が硬くてあぐらできない?】ストンと脚が開く魔法のストレッチ