あぐらでひざが開かない人はコレやって!股関節を全方向にまんべんなくほぐすためのアプローチ
あぐらで楽に座りたい。ひざがペタンと開くようになりたいという方は、ただ膝を開こうとストレッチしてもダメ。股関節という関節の特徴を理解して、正しくエクササイズしていけば、ストレッチをしていないのにひざが開き、あぐらで楽に座れるようになります。
筋肉は「伸ばす」ではなく「動かす」ことで柔らかくなる
あぐらで楽に座れるようになりたい!と思っているあなた。ひざの内側をぐいぐいとストレッチすれば、あぐらで楽に座れるようになると思っていませんか?
実は筋肉は伸ばすではなく上手に動かすことで柔軟になります。長時間座った姿勢だった後に立ち上がると、関節や筋肉がギギギーときしむような感覚や、筋肉がガチガチに固まってしまったような感覚を覚えたことがありませんか?
つまり、関節や筋肉は動かさないと硬くなるということ。あぐらで座りやすくするためには関節や筋肉を動かすことが大事というのも納得がいくでしょう。
股関節は全方向のアプローチが大切!
股関節は、曲げる伸ばす、回すなどいろいろな方向に動かすことができる自由度の高い関節です(ひざやひじは、曲げる伸ばすのみ)。そのため、曲げるための筋肉・伸ばすための筋肉・回すための筋肉など、様々な筋肉が股関節回りには存在します。あぐらという1つの動きに対しても複数の筋肉が関わっているため、1方向にストレッチするだけでは十分とは言えません。股関節を全部の方向に動かすエクササイズで、股関節回りの柔軟性をアップしていきましょう!すべての動きを10回前後を目安に行いましょう。
①股関節を外に回す
両脚左側に流して床に座る
左脚の脚の付け根(Vライン)に左手の親指を添えて、付け根を外に回しながらお尻を床に押し付けるように股関節を動かす
②股関節を内向きに回す
①と同じ姿勢のまま、両手を右側についた姿勢になる
左脚の膝から下を天井方向に持ち上げるように股関節を動かす
③股関節の外側を縮める
②と同じ姿勢のまま、左脚全体を床から10cm程度持ち上げる、下す
④股関節を前後に動かす
③と同じ姿勢のまま、膝を床から持ち上げた状態で膝を前後に動かす
⑤股関節を大きく回す
③と同じ姿勢のまま、股関節をぐるぐると前まわし、後ろまわしする
動画でチェックしてみよう
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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