ただ反らすだけ!【胸を広げて上半身を温める】寒い季節を乗り切るための疫力アップ「後屈ストレッチ」


日照時間が短く、気温も低い冬は、何かと体の不調を感じがち。今回は、寒くて元気が出ないときに試していただきたい後屈ストレッチをご紹介します。
寒い冬が私たちの体に与える影響
冬は日照時間が少なくなり、夏と比べるとその差は最大5時間弱もあります。日照時間の差があることで、私たちの身体や心にさまざまな影響が出てきます。
ビタミンD不足になりやすい
ビタミンDには以下のような効果があります。夏の間は、外に出ると15~30分程度でビタミンDが生成されますが、冬は1時間程度必要と言われています。
・骨や筋肉を強くする
・免疫力を高める
・炎症を抑える
・呼吸器系の感染症を抑制する
体内時計が乱れやすくなる
日照時間が短くなることで、体内のリズムが乱れやすくなります。睡眠の質が低下して、十分な睡眠時間があっても疲れが取れない、ということになってしまいます。
ホルモンバランスの変化
私たちは日光を浴びることで、脳内伝達物質であるセロトニンというホルモンが分泌されます。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスや不安、恐怖などを軽減して精神を安定させる働きがあります。日照時間が少なくなることでセロトニンの分泌量が減り、また年末の忙しさなどから自律神経も乱れやすくなります。

体を内側から温める「後屈ストレッチ」
ストレッチと聞くと、前屈の動きを思い浮かべる人が多いと思いますが、後屈にも体に良い効果がたくさんあります。後屈は、身体の後ろ側の距離を縮め、前側を伸ばしていく動きです。
後屈の効果
・胸が自然と広がる
・呼吸を多く身体に取り入れやすくなる
・内側に入りがちな肩回りを外旋(外側に回す)させることができるため、猫背や肩こり解消になる
さらに、肩甲骨と肩甲骨の間には、身体の脂肪を燃焼するといわれている褐色脂肪細胞があります。背骨を挟むようにすることで、褐色脂肪細胞に刺激が加わり、上半身が温まります。
やり方
1、床に座り膝を立て、両膝を自然な幅に開きます。
2、右手を前に出し、息を吸いながらまっすぐ上げ、吐きながら後ろに回して下ろします。
3、左手も同様に、呼吸に合わせて前から後ろに腕を回しましょう。
4、両腕をお尻の後ろの床につけ、親指を身体の方に向けます。

5、息を吸いながら背骨を引き上げ、吐きながら指先で床を押して胸を斜め上に引き上げます。
6、余裕があったら、骨盤を前に倒しさらに背骨をしならせましょう。
7、呼吸を止めず、息を吐きながら背骨を丸めていきます。

8、両手を前にしてすね付近に置き、上半身を緩めて背中の広がりを感じていきましょう。
詳しい内容は、こちらの動画からご覧いただけます。
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