【二度寝をすると日中のストレスが減る!?】二度寝のメリットと「ぐっすり眠るための睡眠準備ヨガ」
寒さが一段と厳しくなって、朝お布団から出るのがつらい季節になってきました。そして、ついやってしまうのが「二度寝」。今日は、二度寝についてのお話と寝る前にやりたい安眠ヨガをお伝えしていきます。
二度寝はいいもの?悪いもの?
二度寝に対してあまりよくないイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。でも実は、二度寝にも良いことがあります。それは、睡眠中に分泌されるホルモンが、二度寝をすることによりさらに分泌される、ということ。
私たちの体内では、コルチゾールという抗ストレスホルモンの分泌が、起床の1~2時間前から高まり、徐々に上昇していきます。日中のストレスに耐えられるよう、ウォーミングアップ的作用を寝ている間に始めているのです。二度寝をすることで、そのコルチゾールの分泌量はさらに増えていくというわけです。
また、二度寝の入眠に入るとき、気持ちいいですよね? あの心地よさの理由は、エンドルフィンという幸せホルモンが分泌されているから。癖になってしまうのも納得ですね。
二度寝の注意点
ホルモンがたくさん分泌されるからといって、二度寝はいくらでもしていい!というわけではありません。二度寝は1回、5分程度にしておきましょう。
その理由としては、長い時間二度寝をしてしまうと、浅い眠りから深い眠りになり、本睡眠へと繋がってしまうためです。せっかく身体の内側から、起床時間に合わせて準備をしていたのにも関わらず、再度睡眠に入ってしまうことで、今度は起きるのが大変になってしまいます。
さらに、二度寝を繰り返すと睡眠リズムが崩れる原因にもなるので、二度寝は一度だけにしておきましょう。
ぐっすり眠るための睡眠準備ヨガ
すっきりと朝起きられる質の高い睡眠を取るためには、身体の準備が必要です。寝る前に体をクールダウンして、身体と心のペースを落とすヨガをご紹介します。
1、床に座った状態から左脚をまっすぐ伸ばし、右脚はあぐらをかいた形にして、膝を外側に倒します。
2、お尻のお肉をかき分けて、座骨で床にしっかり座ります。
3、両手を床に自然につき指先を立て、息を吸いながら背筋を伸ばしましょう。
4、吐きながら、上半身を前に倒します。鼻をできるだけ遠くに預けるようなイメージで行いましょう。
5、呼吸を続け、息を吐きながら頭の力を抜きます。首筋から背中、そして腰や脚の裏まで緩んでいくのを感じます。
6、手の平を上向きにし、さらに腕の力も抜きます。
7、息を吸いながらゆっくりと身体を起こし、口から溜息の呼吸ではいていきましょう。脚を入れ替えて反対側も行います。
詳しい内容は、こちらの動画からご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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