更年期世代のたるみがちな体に!全身の筋力アップと引き締めに効く1ポーズ〈寝たままできる〉
体にさまざまな変化や不調を感じやすい更年期世代ですが、その一つに「体のたるみ」があげられます。寝たままでき、全身の筋肉をしっかりと働かせるポーズでたるみを解消していきましょう。
更年期に体がたるみやすくなるのはなぜ?
更年期にはホルモンバランスの変化が起こり、特に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少します。エストロゲンは体内の脂肪や筋肉の分布に関わるため、筋肉量の減少や筋力の低下、脂肪の増加を引き起こし、姿勢の崩れも原因となって体のたるみが生じやすくなります。
効率よく全身を引き締める「手を背中で組むバッタのポーズ」
今回は体のたるみに効果的な「手を背中で組むバッタのポーズ」をご紹介します。うつ伏せの姿勢から行い、背中全体の筋肉を主に使いながら、全身を効果的に引き締めることができます。
主な効果
背筋の強化
手を背中で組んで体を反らせる動きで、背中全体の筋肉を使います。これにより背中が引き締まり、姿勢が安定して背中のラインが整います。
腹筋の強化
バッタのポーズは背中の筋肉だけでなく、腹筋にも効果的で、体の前面と後面をバランスよく鍛えられます。ポーズ中にお腹を軽く引き締める意識を持つと、腹筋をさらに強化することができます。
お尻と太ももの引き締め
バッタのポーズでは、脚を床から持ち上げてキープすることでお尻や太ももの筋肉を強化できます。これらの筋肉をしっかりと使って引き締めることで、下半身全体の安定感が増し、バランスが良くなります。
見た目姿勢改善
全身を引き締めることで姿勢を整え、たるみによる「老け見え姿勢」の改善にもつながります。
やり方
① うつ伏せになり、左右の肩甲骨を寄せるようにしながら背中で手を組む。
② 息を吸いながら、腕と肩が後ろに引っ張られるようなイメージで胸を床から持ち上げ、両脚も床から浮かせて、つま先を後ろに遠くのばす。
③ 全身を前後に長く伸ばすようにしながら、呼吸を3-5回ほど続けてキープする。
④ 終わったら手足を下ろし、お尻をかかとに乗せて上半身を前に倒し、両腕は前に、肘を曲げて休む。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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