「寝つきが悪い」原因はガチガチに硬くなった首?【寝る前におすすめ】首すっきりタオルストレッチ
体が緊張して寝つきが悪くなることはよくあるかもしれませんが、その原因の一つに首の緊張があります。今回は、ガチガチに疲労が溜まった首をやさしくほぐすタオルストレッチをご紹介します。
思った以上に酷使されている首
スマートフォンやPCの長時間使用が増え、テキストネックやスマホ首といった言葉がよく耳にされるほど、現代のライフスタイルでは、首にかかる負荷が増えています。
成人の頭の重さは体重の約10%に相当すると言われています。例えば、体重50キロの人の場合、首は約5キロの重さを支えていることになりますが、これは正しい姿勢を維持している時の重さです。
スマホを覗き込むような前かがみの姿勢になるとその重さはさらに増え、首への負担がかかります。その結果、筋肉が緊張し、首のこりだけでなく肩こりも引き起こされることがあります。
首こりと寝つきの悪さの関係
首のこりや緊張によるストレスは交感神経を刺激し、眠る前に必要な副交感神経の活性化を妨げてしまいます。首がこっていると、寝ようとして横になる時に首や肩の痛みを強く感じることがあります。そのため、自然な寝る姿勢を取りにくくなり、体勢が落ち着かずリラックスできないことが寝つきの悪さにつながることがあります。
そこで今回は、ガチガチになった首を丁寧に伸ばすタオルを使ったストレッチをご紹介します。タオルで肩を抑えることで首が伸びやすくなり、首から肩、背中にかけての血行が改善されスッキリと軽くすることができます。
寝る前におすすめ!首すっきりタオルストレッチ
首の動きや頭部の安定に関わる、斜角筋(しゃかくきん)や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)を意識しながら、ゆっくり呼吸を続けて行いましょう。
<やり方>
1)長めのタオルを用意する
2)長いタオルを、ショルダーバッグをかけるように右肩にかけ、腰のあたりで両手でタオルをつかむ
3)息を吐きながら左耳を肩に近づけるように頭を左へゆっくりと倒し、首の右側の伸びを感じながら数回呼吸を繰り返す
4)頭を左に倒した状態から目線を左斜め下に向け、あごを喉の方に近づける。首の右側、後ろの方の伸びを意識する
5)目線を左斜め下から、右斜め上に向ける。胸鎖乳突筋の伸びを感じる
6)タオルを左肩にかけ、反対側でも同じように行う
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く