【いつも体がだるい……更年期世代に】疲れにくい強い体を作る「軸を鍛えるマウンテンポーズ」
いつも疲れている更年期世代の人におすすめの「マウンテンポーズ」をご紹介します。「体の軸」を感じることができるマウンテンポーズで、疲れにくい体へと変化していきましょう。
「慢性的なだるさ」から抜け出すには?
更年期女性の約7割もが感じている疲れやすさや慢性的なだるさ。 他の不調と合わせて起こっている場合も多く、日常生活や仕事に影響が出てしまうこともあります。
更年期の不調改善策の一つとして考えられるのが「運動」ですが、実は更年期の不調は単なる運動不足からくるものではない場合もあります。また、ひどい疲労感やだるさを感じている時は運動すること自体にハードルを感じて、それが逆にストレスになる場合もあります。
更年期の不調対策には体の外側だけではなくメンタル面のコンディションも重視しながら行わなくてはいけません。
疲れやすさや慢性疲労の原因とは?
女性ホルモンのエストロゲンの減少は、年齢とともにゆらぎながら不安定に減少していきます。この不安定さが自律神経を統括している視床下部という脳の機能を乱してしまいます。睡眠障害や血行不良、体温調節機能の低下などの、更年期にありがちがなさまざまな要因と重なった結果、疲れやすさや慢性的なだるさにつながると考えられます。
体の軸を使うことでだるさが軽減する!
疲れていたりだるく感じている時は、いつも以上に体が重く感じ、省エネで動こうとしてしまいます。
このような時、本来なら体の重心や左右バランスなど多くの筋肉や関節を連動させて動かしている体を、できるだけ少ない筋肉や関節だけで動かそうしてしまうのです。その結果、肩や腰、股関節や膝など体の一部に負担がかかり、それが疲労感が増す原因や、怪我につながってしまうのです。
疲れにくい体を作る「体軸調整のマウンテンポーズ」
体の連動性やバランスの感覚を取り戻すためにも、体の軸を意識してみましょう。運動はハードルが高いと感じる人でも、今回ご紹介する体軸調整のマウンテンポーズなら気軽に行えると思いますので、ぜひトライしてみてください。
※足裏の感覚が分かりやすいよう、靴やスリッパなどは履かずに行いましょう。
①両脚を腰幅に開き、つま先はまっすぐ前に向け背筋を伸ばして立ちます。2〜3回深呼吸をしましょう。
②両手を左右の腰骨に添え、骨盤で円を描くように右回り左回りそれぞれ5回ずつまわします。
③骨盤をゆっくり前後にゆらゆら動かし、足裏で前後の体重移動を感じましょう。10往復したら最後に骨盤を足裏の真ん中(かかと〜足指の真ん中)に乗せて動きを止めます。
④骨盤をゆっくり左右にゆらゆら動かし、足裏で左右の体重移動を感じましょう。10往復したら今度は左右の脚にかかる体重がだいたい同じ重さになる位置で動きを止めます。
⑤骨盤底〜胸の真ん中〜頭頂部が一本の線で繋がるようにイメージしてまっすぐ立ち、体の中心軸を感じましょう。
▼分かりやすい動画でご覧になりたい方はこちら▼
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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