【盲点】腕の緊張が肩こりの原因?脱力して肩への負担を減らす〈腕ゆらし&手首ストレッチ〉

 【盲点】腕の緊張が肩こりの原因?脱力して肩への負担を減らす〈腕ゆらし&手首ストレッチ〉
photo by photoAC

多くの人が悩む肩こりですが、原因が実は腕にもあることをご存じでしょうか?今回は、腕の緊張をやわらげることで肩こりを軽減するストレッチをご紹介します。

広告

腕の緊張で肩がこる

パソコン作業やスマートフォンの使用などで腕の筋肉は意外と酷使されています。特に前腕は手首や指の動きに関係しているので、前に出した状態が長く続くと筋肉は緊張して硬くなってしまいます。

イラストAC
photo by illustAC

この緊張は肩や首に伝わり、肩まわりに負担がかかることで血流が悪化し、筋肉が硬くなって肩こりを引き起こすことがあります。肩こりと腕とは関係がなさそうに思えるかもしれませんが、日常生活の動作で腕が前に出ていることは多いので、腕や手首の硬さを解消することは肩こり対策につながります。

腕の緊張を和らげて肩こり対策!腕ゆらし&手首ストレッチ

今回ご紹介する肩こり対策では、腕に焦点を当てます。まず、腕の力を抜いて肩関節や肩まわりの筋肉の硬さをほぐし、そのあと手首をストレッチすることで前腕の緊張も解消していきます。

腕ゆらし

腕を自分で意図的に動かすのではなく体を前後や左右に揺らし、重力を利用して腕を自然に揺らします。ポイントは腕に力を入れず、できるだけリラックスさせることです。腕が振り子のように自然に揺れることで肩関節が優しく動き、肩まわりの筋肉の緊張がほぐれて血行が促進され、肩こりの解消に役立ちます。

<やり方>

腕ゆらし
Photo by Kayoko Yoshida

 

1)左脚を前に出し、脚を前後に開く。左手はテーブルの上に置き、左膝を軽く曲げて少し前かがみになる

2)左膝を軽く曲げ伸ばししながら体重を前後に移動させ、右腕が自然に前後にぷらぷらと揺れ動く

3)反対側も同じように行う

腕
Photo by Kayoko Yoshida

4)脚を腰幅より広めに開き、体重を左右の足に移動させながら右腕が左右に自然に揺れるのを感じる

5)左腕も同じように行う

手首のストレッチ

肩や腕がリラックスした状態で手首をストレッチすることで前腕や手首の動きが自然になり、無理なくストレッチを深めることができます。伸ばしすぎないように注意しながら行いましょう。

<やり方>

手首ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

1)手のひらをテーブルにつき指先を自分の方に向け、手のひらに少しずつ体重をかけてストレッチする

2)手の甲をテーブルについて指先を自分の方に向け、手首に向かって少しずつ体重をかけながらストレッチする

広告

AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

イラストAC
腕ゆらし
腕
手首ストレッチ