すぐに脚を組んでしまう人は必見!デリケートな骨盤を整えるメリットと簡単整えエクササイズ

 すぐに脚を組んでしまう人は必見!デリケートな骨盤を整えるメリットと簡単整えエクササイズ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2024-09-22

骨盤を整えるとなんとなく健康に良さそうだ、という意識や、腰痛が軽減しそうといった知識は、多くの方がもたれていると思います。骨盤のゆがみや整っていない状態は、それ以上に多くのデメリットがあるようです。

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骨盤のゆがみとは?

骨盤は本当にゆがむのか?という議論はよくされています。骨盤の骨自体が歪むことはありませんが、骨盤には3つの関節があり、その関節がズレやゆがみを生むといわれています。

・仙腸関節

・股関節(寛骨臼と大腿骨(太ももの骨))

・恥骨結合

骨盤
イラストAC

仙腸関節と股関節は、強靭な靭帯により安定が作られ、恥骨結合は軟骨によって結合されています。決して簡単にずれるような構造ではないはずなのに、周囲の筋肉の使い方の癖や筋肉の硬縮により、骨盤がゆがんでしまうということなのです。

骨盤がゆがんでいると様々なデメリットが?!

骨盤のゆがみ
イラストAC

骨盤は、大切な内臓を包み込み、身体を支えている、とても重要な部位です。出産に関係する神秘的なエネルギーを感じる方も多いかもしれません。大きくて筋肉もたくさん存在する一方、内臓、神経、血管も多いためとても繊細で、たった1mmずれただけで全身に不調をきたすともいわれています。

骨盤のゆがみ、不調により主にこのような不調を引き起こすといわれています

・腰痛

・(筋膜のつながりで)肩こり

・内臓とのつながりで、内臓の機能低下や内臓下垂にも影響

・消化器系への影響で、便秘や肌荒れ

・婦人科系の不調

ある文献によると、婦人科系の不調がある方・不妊治療をしている方は、脚を組む癖がある方が多いとのこと。脚を組むことにより骨盤が常に傾いた姿勢となり、内臓を圧迫したり、血流悪化の原因になったり、骨盤周囲の筋肉のアンバランスを生む可能性があるためといわれています。

骨盤を整えるには?

骨盤がゆがむ1番の原因は、日常の姿勢や、身体の使い方の癖であることが多いといわれています(交通事故や外傷・病気等の原因を除く)。そのため、何かのエクササイズをしたらすぐに整うというわけではありません。

また、マッサージや整体で整えたとしても、崩れた姿勢で過ごしてしまえば、治療の効果もすぐになくなってしまいます。脚を組まない、片脚で立たない、背もたれに寄りかかって背中を丸めて座らないなど、日ごろの意識が一番大事であるのは、大前提です。

骨盤を整えるエクササイズ

自分の骨盤のゆがみに気づきながら整えていくために行いたいのが、「ねじりのポーズ」。ねじりのポーズを行う際に、自分のゆがみに気づけるポイントがあります。

ねじる前の姿勢が取りづらい・・・骨盤が後ろに倒れるというズレが生じている可能性がある。背筋を伸ばす姿勢を保つ筋力が低下している。

片方だけねじりやすい、ねじりづらいがある・・・筋肉の使い方の癖で、ねじれが生じている可能性がある。または内臓の位置のズレが生じている可能性がある

ねじると、骨盤の後ろ側に違和感や痛みがある・・・仙腸関節のズレが生じている可能性がある

やり方

椅子に座った状態、またはあぐら正座で座り、背筋を伸ばした姿勢で行います。とても簡単な動きだからこそ、自分の骨盤に意識を向け、硬さを感じるところ、やりづらさを感じるところなどを感じながら行っていきましょう。

ねじりのポーズ
イラストAC

1)息を吸って背筋を伸ばし、首を長くする

2)吐きながら身体を左側にひねる。右手で椅子の座面や膝の外側など、つかみやすいところを押さえて5~10呼吸行う

骨盤は正面に向けたまま行うのがポイントです。逆側も行ってみて、左右の差を感じてみましょう。硬さややりづらさを感じた方を長くキープしてみる、または2回行ってみるのもお勧めです。

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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