【酷暑でも続けられる筋トレ術】運動は嫌、でも太りたくない、ぽっこりお腹を予防する「寝たまま腹筋」

 【酷暑でも続けられる筋トレ術】運動は嫌、でも太りたくない、ぽっこりお腹を予防する「寝たまま腹筋」

ボディラインだけでなく生活機能を維持するためにも、落としたくないのが筋肉です。しかし、酷暑続きの夏は体を動かすのが億劫になりがち。そこで今回は涼しい室内で寝姿勢のまま行える頑張りすぎない筋トレを紹介。ヨガ講師の吉本憲太郎先生がレクチャーします。

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夏は短時間の運動をこまめに取り入れ筋肉を維持

「筋力が衰えると歩く、走るといった日常動作がスムーズに行えなくなるほか、姿勢の乱れによる肩こりや腰痛、体型の崩れも気になるところ。筋肉は筋繊維によって構成されていますが、年齢を重ねて筋肉量が減少したと感じるのは、運動量が減って筋繊維が細くなっているためです。細くなった筋繊維は運動することで鍛えられるので、運動の強度やスピードは落としても一週間のトータル運動量は変えず、筋肉に負荷をかけ続けることが大切です。

暑くて運動意欲が落ちる夏は、信号待ちでつま先立ちをする、涼しい時間帯に家の近所をウォーキングするなど、テニスやバレーボールといったスポーツにジャンル分けされない運動を取り入れてみるのがおすすめです。一回の運動時間は短くても継続して行うことで、年齢を問わず筋力アップを期待できます」(吉本憲太郎先生)

腹部のインナーマッスルを強化し、ぽっこりお腹にストップ!

「今回紹介するのは、体幹部のインナーマッスルを強化するワークです。
直角に曲げた脚をお腹の力を使ってゆっくり床に下ろすことで、普段の生活動作では負荷がかかりにくい下腹部を中心に強化してぽっこりお腹を防ぎます。また股関節を屈曲する際に働く腸腰筋と、腿の前側にある大腿四頭筋も稼働させることで歩行機能の維持につながります」(吉本憲太郎先生)

腸腰筋
AdobeStock

仰向けの体幹強化ワーク

目的と効果:脚を上下させる動きをお腹の力を使ってコントロールし、腹部のインナーマッスルを中心に鍛える。

〈やり方〉
1.仰向けになり両膝を立てて脚を揃え、両腕は体の脇に伸ばす。腰に痛みがある人はお尻の下に両手を入れて、腰に強いカーブができないようにサポートする。

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2.おへそを背骨に近づけて下腹部に力を入れ、息を吸いながら両脚を床から持ち上げる。膝は90度に曲げ、つま先は天井に向ける。

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3.息を吐きながら、お腹の力をゆるめずゆっくりつま先をマットにおろす。10回繰り返す。

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〈プロフィール〉吉本憲太郎先生

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ヨガ指導者、「..with THE CLEAR YOGA」主宰。会社員を経て、自分が苦しんだ経験を含めヨガの魅力を伝えるべく、ヨガ指導者の道へ。熊本にオープンした自身のヨガスタジオでは、ビギナークラスからOMYOGA認定校として指導者養成講座(全米ヨガアライアンスRYT200)も開催。月に一度の屋外クラスでは、ドネーションを募り熊本の自然環境保護団体に寄付している。https://with-the-clear-yoga.jp/、Instagram:@kentarouyoshimoto

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取材・文/北林あい
撮影/長谷川梓

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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腸腰筋
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