【衝撃の数字が明らかに】現代人は人生の17年間をインターネット時間に費やしている!?
成人の場合、1日当たりまたは週平均どれくらいのスクリーンタイムが適切かについてガイドラインは存在しない。しかし、スクリーンの使いすぎで影響を受けるのは子どもだけはない。この記事を読み終えた後には、スクリーンタイムを減らしたくなるかもしれない。
多くの専門家は、子どもだけでなく、成人も健全にデジタルツールを扱うことを推奨している。例えば、寝る前に電話を使わないこと、SNSの利用時間を適度に制限すること、食事の際にはスクリーンを使用しないことなどが挙げられる。
インターネット上で17年間も過ごすという驚きの事実
世界の統計レポートを提供する調査会社のDataReportal(データ・レポータル)が1月に発表した年次グローバルレポートによると、16歳から64歳のインターネットユーザーは、スマホ、PC、タブレットなどのデジタルデバイスを使って、1日平均6時間40分をスクリーンタイムに費やしていることを明らかにした。これは週平均で約47時間、年間で約101日に相当する。この推定によれば、成人期の17年以上をインターネット上で過ごすことになる。
国別では、アメリカ人はワーストに入り、1日平均7時間3分もネットに費やし、成人期間のうち18年間を費やすことを意味する。日本人の1日のネット利用時間は3時間56分と最も短く、南アフリカ人は9時間24分と最も長く、24年間費やすことになる。日本人の平均使用時間は最も短いとはいえ、18歳から80歳の期間のうち10年間インターネット上で過ごすことに相当する。
世界人口の約25%が少なくとも1種類のデジタル中毒に罹患
また学術誌「Clinical Psychology Review」に掲載された2022年の研究によると、世界人口の約25%が、インターネット中毒やゲーム中毒など、少なくとも1種類のデジタル中毒に罹患している可能性があるという。インターネットやSNSなど、テクノロジーには多くの利点がある一方で、心身の健康に悪影響を及ぼすこともある。過度なスクリーンタイムは、視力の問題や睡眠障害、うつ病の原因になることさえある。以下のヒントを参考に意識的にスクリーンタイムを減らしてみよう。
スクリーンタイムを減らすためのヒント
- ビデオ通話ではなく、できる限り電話を使う。
- 誰かと話している最中はスマホをしまう。
- 不必要な通知はオフにする。
- テレビや電子書籍など、すべてのデバイスに時間制限を設ける。
- 就寝時間の2時間前、または少なくとも30分は使用しないなど、スマホなどのデジタル端末の「門限」を設定する。
- デジタル端末を使いながらの食事はやめる。(食べ過ぎにもつながり、周りの人とつながるチャンスを逃す可能性も)。
- 寝室ではスクリーンを見ない。
- コンピューター作業は30分ごとに休憩する。
- SNSの利用時間を制限する。
出典:
17 years of your adult life may be spent online. These expert tips may help curb your screen time
How Much Screen Time Is Too Much For Adults
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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