【SNSデトックスのヒント】ハリウッド大物女優5人があえてSNSと距離を置く“ワケ”とは?
X、Instagram、Facebook、Snapchat、TikTokなど様々なSNSが存在する現代社会。毎日アクセスしないと、取り残されたような感覚に襲われる人も少なくないのでは?
オフラインで生活する人は稀な存在となった今
SNSは、諸刃の剣とよく言われる。多くの人とつながり、新たな可能性を広げる素晴らしいツールでもあるが、同時にハラスメントやいじめなどの温床となることも。しかし、ビジネスコンサルティング会社のKepiosによると、2024年1月の世界のSNSユーザーは50億4000万人で、これは世界総人口の62.3%に相当する。世界中の成人の84%以上がSNSを利用し、1日あたり平均2時間23分をSNSに費やしている。完全にオフラインで生活する人は稀な存在となりつつあるが、誰もが知るセレブリティの中にも、あえてSNSと距離を置いている人もいる。その理由は様々だ。
プライベートライフは自分だけのもの
キーラ・ナイトレイがSNSアカウントを持たない理由は、プライベートライフは自分だけのものにしたいからだという。「アカウントを持っていたのはわずか5秒だった。3秒で100人のフォロワーが増えるのを見て、本気で驚いてすぐにアカウントを閉じた。」と、2019年9月『The Irish Times』のインタビューでその影響力の高さにショックを受けたことを語った。「そこまでどうしてもシェアしたいと思うことがない。子どもがひとりいて、間も無くもうひとりも生まれてくる。彼らのプライバシーを、彼らが自分の人生で何をしたいかを選ぶ年齢になるまで、安全で神聖なものにしておきたいと思っている。」と付け加えた。
自分を明かしすぎると仕事に不利になる
エミリー・ブラントは、女優としてのキャリアのため、SNSを避け、スポットライト以外での自分を保つよう意識している。「私の仕事は自分以外を演じることなので、あまりにも多くを明かすと、ある意味、仕事で不利になると感じている」と、2015年12月に雑誌「Vulture」に語り、「普段の生活と演技の仕事との間にバランスを保ちたい。私はこの仕事が本当に好きだけれど、それ以外の私の人生も同じくらい好き。どちらも、非常に互いを支え合っている。」とも述べた。
これ以上不安を増やしたくない
「私の自尊心は脆すぎる。私の脳も脆すぎる。私はデリケートな花のよう。」と、スカーレット・ヨハンソンは2023年4月に放送されたポッドキャスト番組「The Skinny Confidential Him & Her」で語り、SNSをすることでこれ以上不安を増やしたくないと述べた。「3日間Instagramをやっていたことがあるけれど、気づいたら友達のInstagramを20分も見ていたの。......とても嫌な気分になって、何か見逃しているような気持ちになった。こんなことは続けられないって思ったの」。
不必要な情報を遮断できる
ケイト・ブランシェットは2015年10月、Yahoo!ニュースのインタビューで「なぜ大人があんなことにハマるのか、私にはどうしても理解できないわ。皆ニュースでさえツイートを参照している。メールに目を通すだけで精一杯。私はおそらく多くのことを見逃しているかもしれないけれど、行きたくもないパーティには行かなくて済んでいるかもしれない。」と述べた。
SNSの社会的影響を考慮している
ケイト・ウィンスレットは、SNSが少女や若い女性の自信に与える影響を深刻に受け止めている。「SNSは若い女性の自尊心に大きな影響を与える。その結果、何が起こるかって?摂食障害。(想像するだけで)血の気が引くわ。それこそ我が家がSNSを一切しない理由。」と彼女は『サンデー・タイムズ』紙に語った。
出典:
Celebrities Who Are Too Cool For Social Media: Keira Knightley, Rachel McAdams, Emily Blunt and More
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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