気付いていない人がほとんど!背中のコリを放置すべきでない理由とその解消法
体のお悩みでダントツに多いのが肩まわりと腰まわりの不調にまつわるもの。確かにコリや痛みなどを感じたやすい部位ではありますが、実は肩・腰以外にも見逃せない部位が背中です。今回は背中のコリを放置しない方が良い理由とその解消法についてお伝えします。
背中が凝る理由とは
みなさん、背中のコリを実感することはありますか?筆者自身、背中の硬さが悩みの一つではありますが自覚症状はほぼありません。そのくらい痛みやコリに気付きにくい部位と言えるかもしれません。
同じ姿勢が続くことや無理な姿勢、悪い姿勢が続くことによって筋肉の疲労や緊張が起こりますが、背中も同様で、筋肉が疲労・緊張することによって血行が悪くなり硬くなる=コリを感じるようになります。最近では、パソコンやスマートフォンが欠かせない生活の方、猫背や反り腰な方は当てはまっている可能性が高いです。
背中が凝ると起こることとは?
背中が凝ることによって起きるデメリットとして、呼吸が浅くなることが挙げられます。背中の筋肉が硬いと肋骨の動きが制限されてしまい、深い呼吸をしようと思ってもできず、浅い呼吸が当たり前になってしまいます。意識している時は良いのですが、普段、無意識の時は浅い呼吸が当たり前になっている場合が多いです。その結果、集中力が落ちやすくなったりイライラしやすくなるなど、メンタル的な部分で不調を感じやすくなるかもしれません。
また、背中の筋肉である広背筋はとても大きい筋肉です。広背筋が硬くなると背骨の動きやリンパの流れが滞りやすくなり、老廃物が流れにくくなります。結果、太りやすい体質へと変わっていきます。
一日たった3分!背中ほぐしエクササイズ
自覚がないだけで、背中が凝っている方は多いです。背中が凝っているだけならまだしも、硬い部分があると体を動かす時に動きづらい部分を他の部位でカバーしようとします。そうすると必要以上に負荷がかかり、ある日突然痛みを感じるようになったりするわけです。
そうならないためにも、今回ご紹介するエクササイズを取り入れて、一日たった3分、ご自身の背中を労ってあげてください。
<やり方>
1)マットの上で横向きに寝て、両膝を90度になるように曲げます。マットはなくてもOKです
2)両手を前ならえするように前に出します
3)上の手を背中側へ倒し、背中まわりへ刺激を入れます。ちょっと痛いけれど気持ちいい強度で、5呼吸繰り返しましょう
4)5呼吸終わったら腕を元の位置へ戻し、反対側を向いて同じようにやってみましょう。右と左で左右差があるかどうかもチェックしてみてください
現代社会を生きる私たちにとって、背中はいつも凝りやすい環境に置かれています。凝る原因を減らすのも重要ですが、コリを解消する方法を知っておくことも重要です。今回ご紹介したエクササイズは難しいこともコツも特にありません。ただじわーっとほぐれる感覚を味わって、ゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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