健康でいるためには基礎体温を上げよう【体温が36.4℃以下の人はこれやって!】身体ポカポカヨガ
みなさんの平熱は何度ですか? 健康を維持するためには基礎体温は高い方がいい、ということを聞いたことがある人もいると思います。今日は、身体が冷えてしまう理由と、基礎体温を上げるためのおすすめヨガをお伝えします。
3つの「首」を温めよう
身体を温めるためには、3つの首「首・手首・足首を温めるとよい」と言われています。その理由は、身体の筋肉や血管と関係があります。
首、手首、足首は、脂肪や筋肉がつきにくく表面にはうっすらと血管が見えています。年齢を重ねるにつれそれらの血管の見え方が濃くなりますが、それは熱が逃げやすくなってしまっているということ。血管が肌表面に近いからこそ、手袋やマフラー、タートルネック、レッグウォーマーなどで覆ってあげるべきなのです。
体温を上げるなら筋肉量を増やすべし
冷え性と聞くと、男性よりも女性に多い印象がありますよね。男性と女性では、骨格やホルモンの違いから元々の筋肉量が異なっています。 女性の筋肉量は、一般的に上半身は男性の50%、下半身は70%、身体全身の筋肉量でいうと、女性の平均は男性よりも30%前後少ないと言われています。体温の4割が筋肉から作られるため、こうした差も、女性の冷え性が多いことに影響しているのでしょう。
また筆者も実感していることですが、女性は35歳以降になると女性ホルモンの下降が始まる段階に入ってきます。女性ホルモンには筋肉や血管を健康に維持する役割があるのですが、女性ホルモンが減少してくると筋肉量も減ってきます。
運動を程よく取り入れ筋肉量の維持を目指すことが、身体を冷やさない、体温を下げないことに繋がってきます。
冷え性の人はカフェインとの付き合い方を考え直してみて
余談ですが、筆者は冷え性体質の改善のために、1年~2年かけてカフェインとの付き合い方を変えてみました。カフェインは、眠気を感じさせないようにする効果がありますが、それ以外に交感神経を刺激し、血管を収縮させる働きがあります。それが手足の冷えに繋がっている可能性があります。
普段の飲み物をカフェインレスのものや、ハーブティーなどに置き換えてみるなど、選択肢を広げてみましょう。すぐに体質が変化するわけではありませんが、少しずつ効果を感じられるかもしれません。
基礎体温を上げるための「プランクポーズ」
身体を温める以外にも、姿勢のキープや腰痛予防にも役立つ「腹筋」にアプローチするトレーニングです。
1、四つん這いの姿勢になります。手は肩の真下、膝は骨盤の下、つま先は立てておきましょう。
2、膝の位置を1歩後ろに下げます。手の上に肩を置いたまま、お尻を下ろしていきましょう。頭から膝までが一直線になるよう意識して、呼吸を続けます。
3、余裕があれば膝を持ち上げ、かかとから頭までを一直線にしましょう。お尻が上がりやすくなるので、お腹に意識を向けながらお尻を下げます。自分のペースで呼吸を続けます。
4、脚を正座の形にして、両手をまっすぐ伸ばしおでこを床につけるチャイルドポーズでリラックス。上半身の力を抜き、心拍や呼吸を落ち着かせましょう。
詳しい説明は、こちらの動画からご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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