【性のこと、どこまで正直に話すべき?】性の情報を扱う葛藤と「セクシャルウェルネス」の重要性

 【性のこと、どこまで正直に話すべき?】性の情報を扱う葛藤と「セクシャルウェルネス」の重要性
セクシャルウェルネス座談会/canva
竹田歩未
竹田歩未
2024-01-08

性に関する健康を意味する「セクシャルウェルネス」。最近では、フェムテック、セルフプレジャーという単語とともにメディア上で取り上げられる機会が増えています。今回は、セクシャルウェルネス関連の活動に熱心なZ世代(1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代)4名にご参加いただき、情報感度の高い彼女たちに性に関するさまざまな情報や発信者ならではの悩みを語っていただきました!

広告

自身の体験を赤裸々に話す?発信者ならではの葛藤

---------発信する中で「この伝え方が良かった」というエピソードはありますか?

Kyokoさん:実は、コンドームやルブリカントについて、自分の体験談をあまりオープンにしないようにしてるんです。ところが以前、同性の友人から「それがいい」と言われて。確かにわたし自身も、インフルエンサーさんが「このゴムが良かった」「このルブリカントが良かった」と言っていたら、使っているところをリアルに想像しちゃうかも。わたしはそうやって想像されたくないので、自分が使った経験を発信しないようにしているんです

早希さん:Kyokoさんが今おっしゃったこと、すごく腑に落ちます!わたしも自分の経験は絶対言わない。他の人のエピソードも聞きたくない

Kyokoさん:ある意味、包み隠さずに発言した方が親近感を持ってもらえるかもしれないけど。これは、わたしが性的同意について考えるようになったきっかけでもあるんですが。昔、大親友と一線を超えてしまったことがあって。その後わたしの方から相手を拒絶してしまったんです。今振り返ると、当時性的同意という概念を知っていれば、大事な友達を失わなくてよかったんだろうな。

こういうエピソードは、今回みたいに記事にされるときは話せるんですけど、自分のSNSでは言いづらい。「同情を欲しがっている」「この人は同意なくそういう行為に及んだことがある」などと勝手に想像されてしまいそうで。確かに「この人は悲しい経験があったからこそ、今頑張って発信しているんだ」という意味で同情されるのは良いことだけど、それは自分が発信する上では必ずしも必要ではないんじゃないかな。もっとカジュアルに「可愛い製品をベッドサイドに置いてみてはどうでしょう」と提案をする上で、自身の経験は言わなくていいと思っています

とぅるもちさん:わたしも、生々しい発信はあんまりしないようにしてます。最近は良くも悪くも、自分の実体験について発信しなくなった。発信できなくなったとも言える。昔は友達に向けての口コミ感覚で気軽に話してましたけどね。

オープンに話せばいい…わけじゃない?

Kyokoさん:セクシャルウェルネスの領域ってオープンに話そうよという風潮があるのは確かだと思うのですが、話したくないし聞きたくもない層が巻き込まれている感じがします。でも、大前提必ずしも話さなくてもいい。そのボーダーって人によって違いますよね。

---------そうですね。発信する側にも心理的に抵抗を感じるトピックはあるのだから、そこにボーダーラインを引くこともすごく大事なことですよね。

馬場早希さん:難しいですね。伝えたい対象はピンポイントに定まっているし、単に問題を解決するために発信したい。でも現状は、望んでいない相手に変な受け取られ方をすることもある。その上、顔出しで発信するとなれば余計に載せたくない情報までもオープンになってしまいますよね。やっぱり可愛らしいタイプの女の子が一生懸命話してたら、本来の目的とは違った受け取り方をする人もいるわけですから。こういう話題は、発信する側の本当の意図が伝わりづらいのが難しいところ。

広告

AUTHOR

竹田歩未

竹田歩未

ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

SNS
akiさん
kyokoさん
とぅるもちさん
馬場さん