【お悩み相談】「自分のいびきで起きてしまう…どうにかなりませんか?」#毒出し保健室

 【お悩み相談】「自分のいびきで起きてしまう…どうにかなりませんか?」#毒出し保健室
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アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!

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今回「毒出し保健室」を訪れてくれたのは、いびきでお悩みのRさん(42歳)。「時々、自分のいびきで起きてしまう」と話します。睡眠時の姿勢や生活習慣について伺いながら、自宅でできる7つのホームレメディーをご紹介させていただきました。

【お悩み相談】「自分のいびきで起きてしまう…どうにかなりませんか?」

Rさん: こんにちは。今回は睡眠のことで相談に来ました。

桑子: はい。どんなことでしょうか?

Rさん: 実は、恥ずかしいんですが…いびきをかいてしまうんです。それでパートナーと揉めて、別々の寝室で寝るようになりました。時々、自分のいびきで起きてしまうこともあります。…どうにかなりませんか?

桑子: なるほど。睡眠障害のようなものには陥っていませんか?

Rさん: たぶんないと思います。いびきで起きてしまうことはありますがすぐに眠れますし、寝付きは良い方です。

桑子: ストレスや疲労は感じますか?

Rさん: そうですね。ほどほどにありますが、そんな悩むほどのことではないかな。寝れば忘れます。

桑子: いつも寝る時は、仰向けに寝ていますか?それともうつ伏せとか横向きでしょうか?

Rさん: 仰向けに寝ています。

桑子: 喫煙や飲酒はしますか?

Rさん: タバコはだいぶ前にやめました。お酒は時々飲みます。そんなに量は多くないですが。

桑子: 鼻詰まりとかはありますか?

Rさん: そうですね。副鼻腔炎で、よく詰まります。

アーユルヴェーダアドバイザーのアドバイス

ご相談ありがとうございます!いびきの原因はさまざまで、鼻が詰まっている、二重あごや首の脂肪、疲労、呼吸器のどこかにたまった粘液が代表的なものとして考えられます。具体的な原因について知りたい場合は、専門機関などで検査することをおすすめします。いびきは健康な人でもかくことがありますが、毎晩のように大きないびきをかいているようであれば、鼻の病気あるいは睡眠時無呼吸症候群の疑いも考えられます。

今回は、アーユルヴェーダ的ないびきに効くホームでレメディーをご紹介しますね。

アーユルヴェーダ的ないびきに効く7つのホームでレメディー

ギー

古代インド医学の科学によると、ギーにはいくつかの薬効成分が含まれており、いびきにも役立つと考えられます。就寝前に、寝る前にギーをおへそに塗るといびきに効くと言われています。「本当に?」と思うかもしれませんが、ギーの自然な甘みのある香りにリラックスして、睡眠の質がアップするという方もいるくらいですので、試してみる価値はあるかもしれません。

・オリーブオイル

オリーブオイルは毎晩、あるいは就寝時に口にすることで、いびきによる不快感を克服すると言われています。一般的に、いびきは空気の乱流が原因で起こることが多く、鼻やのどの組織を振動させることでいびきの音を発生させます。オリーブオイルは筋肉を引き締め、空気が循環するのに十分なスペースを確保するため、いびきの音が小さくなるか、あるいはなくなることも。

鼻うがい

家庭用の生理食塩水を使って、鼻腔に粘液がたまらないようにするために、鼻うがいするのもおすすめです。いびきの原因のひとつに鼻づまりがあります。アーユルヴェーダでは、毎朝の浄化法の一つとして鼻うがいをおすすめしていますが、いびきが気になる方で鼻詰まりや副鼻腔炎持ちの方などは、夜に鼻うがいをするのも◎。市販の点鼻薬の代わりに家庭用の生理食塩水を使い、自然な方法で鼻づまりを解消しましょう。

・睡眠の姿勢

舌が内側に下がりのどを塞がることで、いびきが発生することがあると言われています。ですので、横向きで寝ることでいびきが改善することも。また、抱き枕を体の横に置くのも良いアイディアです。これは睡眠中の姿勢を保つのに非常に効果的であることがわかっています。

・減量

体重が徐々に増加すると、いびきをかきやすくなることが分かっています。首の周りの脂肪組織が、睡眠中の空気の出入りを妨げます。(Rさんの場合は、きちんと運動もされてフィットでいらっしゃるので問題ないかと思いますが)理想的な体重を維持するために、毎日30分の適度な運動健康的な食生活を心がけるようにすると良いでしょう。

・アルコールの制限  

睡眠時無呼吸症候群や睡眠障害に悩まされている方は、お酒をNG。アルコールを摂取すると、喉の軟部組織が弛緩し、呼吸が乱れるため、睡眠中のいびきが悪化することが分かっています。

・禁煙

喫煙は、のどの内側に強い刺激を与え、腫れやカタルにつながる可能性があると言われています。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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