【リンパが流れる】脚のむくみが劇的に軽くなる!膝裏と股関節360度ストレッチ
脚のむくみがつらい時は、下半身のリンパ節が多く集まる股関節と膝裏にアプローチすると効果的!リンパについての基礎知識と、リンパを流すエクササイズをご紹介します。
脚のむくみはなぜ起きる?
全身には、隅々まで血管とリンパ管が張り巡らされて、細胞や臓器に酸素や栄養を届けたり、老廃物を回収しています。成人女性の体内の水分量は約50~60%(体重50Kgの女性の場合は、約25~30リットルの水分が体内にあるという計算)でバランスを保っていますが、体の中の水分バランスが崩れてしまうと、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まり、これがむくみにつながります。体内の水分バランスが崩れる原因は様々ですが、運動不足、同じ姿勢で長時間過ごす、自律神経の乱れによる血行不良、冷え、月経、水分や塩分のとりすぎなどがあげられます。
脚のむくみを解消するには?
むくみは、顔・手の平・お腹・脚、どこでも起こりますが、その解消法の1つとしてリンパ節と呼ばれるリンパが集まるジャンクションのような節を刺激していくと効果的です。大きなリンパ節は、耳の下、あごの下、鎖骨、脇下、肘、お腹周りなど全身にありますが、下半身のむくみに効くポイントは、鼠径部(太ももの付け根)と膝裏のリンパ節。この2つの部位をストレッチで刺激しながら、呼吸を深く行いリラックスして、体内の流れを促していきましょう。
股関節と膝裏を刺激するリンパ流しストレッチ
スタートポジション:しゃがんで右脚を横に伸ばしたところからスタート。左足のつま先は立てておきますが、しゃがむ姿勢がつらい場合は壁の近くで行い、手を壁についてサポートしていきましょう!脚の向き、上半身の向きを変えながら股関節を360度全方向にストレッチしていきます。
やり方
1.両手を右脚の両サイドについて、上半身を右脚の方に向け、膝とおでこを近づけるように前屈
2.右つま先を正面に向け、右内ももの伸びを感じながらおでこを床に近づけるように前屈
3.右つま先と左膝を左側に向け、右脚の付け根をストレッチ。目線と上半身は天井方向に持ち上げる
4.上半身を左側から後ろを向くように回し、右つま先を後ろに向け、脚の側面をマットにつける。左手でマットを押し頭頂を天井方向に持ち上げる
5.正面を向き直したらお尻をついて右足を右手でつかみ、太ももの前側のストレッチ
1つのストレッチ毎に3~5呼吸(20秒以上)キープするようにしてみましょう。
▼動画でインストラクターと一緒にやってみよう!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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