日本人の睡眠時間は世界で最下位?寝つきを良くし深く眠るための「自律神経調整ポーズ」
夏休みシーズンが始まりました。まとめてとれる長期休暇は、普段溜め込んだ疲れやストレスを癒すのにもピッタリ。さらに「乱れた睡眠週間を整える」チャンスでもあります!ぜひ、休暇中に睡眠習慣を見直してみてください。
日本人の平均睡眠時間は経ったの442分
日本人の平均睡眠時間は世界と比べてもとても少なく、OECD(経済協力開発機構)の調査報告では、世界33カ国中最下位の442分(7.36時間)となっています。忙しい働き世代だと7時間も取れている人すら少ないのではないでしょうか。
日本人の多くは睡眠の大切さを勉強していない
睡眠時間が少ない背景には、睡眠はどうして取る必要があるのか、といった睡眠を取る根本理由を理解していない人が多いこともあると思います。産まれてからすべての人が取る睡眠、当たり前すぎることだからこそ、睡眠の大切さを勉強する機会はほとんどないですよね。
ちなみに、アメリカでは学校で睡眠の授業もあり、子供の頃から睡眠の必要性を理解しています。その影響もあり、平均睡眠時間は531分(8.85時間)と世界第3位となっています。
睡眠は細胞のサビを取る時間
睡眠は、私たちの身体にどのような影響を与えてくれているのでしょうか。その大切な役割の一つに身体の細胞のサビを取るということがあります。日常生活を過ごしていると、活性酸素により細胞が疲労しサビついてくると言われています。活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態。
活性酸素によって発生したサビを取る行為は、睡眠によって行われます。もっといえば、睡眠を取ることでしかそのサビを取ることができません。睡眠時間が少なければ、サビは取り切れず疲労物質として身体に蓄積されます。多く活動した日こそサビは多くなり、その分お掃除の時間が多く必要なことを想像していただきたいです。
睡眠は質も大切ですが、サビを取る時間をしっかりと確保することも意識していきましょう。
寝る前に取り入れたいリラックスポーズ
「寝つきが悪い」「長時間寝れない」という人におすすめのポーズをご紹介します。呼吸に合わせて背骨を動かすことで背中にある自律神経を調整していきましょう。
1、あぐらの姿勢で床に座り、足裏を合わせます。
2、両手で足先を包み込みましょう。
3、息を吸いながら背筋を伸ばし、背中を伸ばしたまま、息を吐き身体を前に倒します。呼吸は止めずに続けます。
4、息を吸いながら上半身を起こし、吐いて一息つきましょう。
5、お尻をやや引いてかかとを前に出し、両脚で作った菱形のスペースを広げます。
6、両手をひざの下に入れて手を床につけます。ひじがつく人はひじを床につけましょう。息を吸いながら、背筋を伸ばします。
7、吐きながら、背中を丸めていきましょう。目線はおへそに、首の後ろを長く伸ばします。呼吸は止めすに続けます。
8、息を吸いながら身体を起こします。
こちらの内容は、動画でもご確認いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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