腰が痛い人は脚の付け根を伸ばすべし!縮こまってカチカチになった腸腰筋を伸ばす簡単ストレッチ
脚の付け根にある腸腰筋は歩行や姿勢の維持に重要な役割を果たします。しかし、何らかの理由によって硬くなることで腰痛につながることもあります。今回は腸腰筋の働きの解説と、腸腰筋ストレッチ法をご紹介します。
腸腰筋とは
腸腰筋は単独の筋肉ではなく、腸骨筋・大腰筋・小腰筋(半数以下の人間にしかないといわれる)の総称で、身体の深い部分に存在します。腸骨筋は骨盤から大腿骨(太ももの骨)につき、大腰筋は腰椎の側面から大腿骨にかけてついています。
腸腰筋は、脚を付け根から前に振り出す動きや脚を固定した状態から上体を倒すような股関節を曲げる(屈曲)の動作、脚を外に捻る(股関節外旋)動作で使われます。横寝で膝を抱え込む胎児のような状態で寝ている方やデスクワークによって座りっぱなしの方は股関節が曲がっている時間が長くなり腸腰筋が硬くなりやい傾向にあるといわれます。
腸腰筋と腰痛
腸腰筋の一つである大腰筋は腰椎に付着しているため、硬くなることで腰に違和感が出ることがあります。また、歩行時など脚を後ろに振り出した時、本来腸腰筋が伸びて骨盤は大きく傾かずに動かすことができますが、硬くなっていることで骨盤ごと大きく脚を動かしてしまい腰が反る状態を作ることがあります。このことによって腰痛になってしまう場合もあるため、予防の観点からも腸腰筋のストレッチが重要になってきます。
朝にも寝る前にもおすすめ!腸腰筋ストレッチ
<やり方>
1)マットやベッドの上で膝立ちになる
2)左脚を前に出し、膝よりもかかとは少し前、両手は太ももに当てる
3)息を吐きながら踏み込む、息を吸いながら戻るを2回繰り返す。この時、後ろ脚の付け根が伸びるのを感じる
4)3回目踏み込んだところでキープし、両手を上げる
5)両手の指を絡め、息を吐きながら背中を丸める。腕は体の前に
6)息を吸いながら背中を伸ばして両腕も上に伸ばす
7)同じ動きを繰り返す
8)息を吐くタイミングで両手を下ろす
9)反対脚も同様に行う
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AUTHOR
門馬里菜
医療機関にて事務職として勤務する中でヨガと出会う。ストレスからくる体調不良をきっかけに人生を見直し、ヨガインストラクターへと転身。現在は仙台市と地元である南相馬市の2拠点でヨガを伝えている。【取得資格】IHTAヨガインストラクター2級/小顔フェイシャルヨガインストラクター/IHTAヨガインストラクター1級/RYT200
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