「つまづくことが増えた」それは老化の始まりかも|弱りがちな腸腰筋を強化する「覗くだけ」エクサ

 「つまづくことが増えた」それは老化の始まりかも|弱りがちな腸腰筋を強化する「覗くだけ」エクサ
Adobe Stock

皆さんが体の老化・衰えを感じるのはどんな時でしょうか?お肌の変化や体型が変わったことで気付くことも多いですが、つまづきやすくなったなど下半身の衰えも分かりやすいサインと言えます。今回は下半身を鍛えることに意識したエクササイズをご紹介します。

広告

つまづくことが増えたなら老化のサイン

何もないところでつまづきやすくなった、転びそうになる機会が増えてきた…と感じている方はいますか?元々つまづきやすい歩き方をしている場合もありますが、「そういえば最近ちょこちょこあるかも…」という方は要注意!

歩いている時、自分では気付かない程度の差ですが、今までより脚が上げられていない可能性があります。また、ヨガのポーズ・太陽礼拝の中で、ダウンドッグから脚を前に戻す動作がありますが、このとき一歩で戻れない方も筋肉の弱さが原因と考えられます。

こういった動きがスムーズにできなくなっているのは腸腰筋が弱くなっているからです。腸腰筋が弱くなる原因もいくつかありますが、座っている間は腸腰筋は縮まり硬くなりやすいため、デスクワークなど座っている姿勢が長く続く方は特に意識して鍛えることをお勧めします。

腸腰筋を鍛えるメリットはたくさん!

いつまでも元気に歩ける下半身をキープすることは、健康寿命を延ばすためにも必須です。自分の意志で動くことは想像以上に大切。それ以外にもメリットがたくさんあります。

一つは腰痛の緩和が期待できます。筆者自身、そこまでひどい腰痛ではなかったのですが、時折腰の痛みを感じるときがありました。痛みを感じてから意識して腸腰筋を鍛えたことによって、今では全く痛みを感じなくなっています。

腰痛の原因は複数考えられるため絶対に治るとは言えませんがやってみて損はないでしょう。また、姿勢の改善にも繋がっていくため、肩こり緩和・骨盤の歪み緩和など体全体が整いやすくなっていきます。

歩く時の意識を変えるだけでもOK

腸腰筋の鍛え方は様々な方法がありますが、日常的に取り入れやすいものとして、いつもより大股で歩く、いつもより少しももを上げて歩くことが挙げられます。これだけで今まで以上に腸腰筋を鍛えることができます。

なかなかトレーニングに時間が割けない方、飽きやすい方、日頃からよく歩く方は意識をちょっと変えるだけで効果があります。しかし、なかなか歩く機会がない方や寝る前にやりたい方はこれからご紹介するトレーニングをオススメします。

腸腰筋強化エクササイズ

<やり方>

腸腰筋
photo by KogaNatsumi

1)マットもしくはお布団の上で両ひざを立て仰向けになる。背中から腰にかけてぴったりマットにくっついていることを意識して

腸腰筋
photo by KogaNatsumi

2)指を組み、頭の後ろにセット。息を吸いながら頭と両肩をマットから離し、おへそを覗き込み3秒キープ

3)一度元の状態に戻り、今度は息を吸いながら再び上体を起こし、今度は5秒キープ

やってみると本当にこれで変わるの?と不安に感じるかもしれません。そのくらい簡単なトレーニングです。最初は自分ができるペースでOK。慣れてきたらどんどん秒数を伸ばしていきましょう。

広告

AUTHOR

NATSUMI KOGA

古賀奈津美

商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腸腰筋
腸腰筋